昨日は、小学校での租税教室の講師を担当してきました。
小学生を相手に税金を説明するのは、なかなか難しいです。
今年で三年目。ようやく、若干ではありますが、小さな手ごたえを感じられました。
授業進行用メモ。
租税教室三年目。何を話す悩む。
税理士会が行っている小学生への租税教室の講師を、2017年から担当して、三年目になります。
三年目ともなれば、割とスムーズに授業を進めることが出来ていそうですが、今年はやや悩んでいました。
「今回は何を話すか?」、と考えていたのです。
一年目、二年目は、租税教室を有意義なものにして欲しいと思い、色々詰め込みすぎました。その結果、うまく伝わっていなかったような気がしていました。
生まれてから年配に至るまでにかかってくる税金を紹介して、一生を通して税金を知っていることは大事だ・・・という話など含めて、織り込み過ぎていました。
さらに、6年生にはどういうテーマがストライクなのかが分からなくなり、悩むことに。
そんなことで、今年は大幅に変えようと思って、考えた結果が・・・
シンプル。
そして、伝えたいことを明確にする。
これに徹してみました。
初の4クラス合同。シンプルしかない。
三年目となった今年の租税教室の一校目は、4クラス合同・150人への授業となりました。これだけの人数を相手に話すことは、普段まずありません。
実は、合同クラスでやるのは初めて。人数も多く大教室でやるので、正直どういう雰囲気なのかが読めませんでした。おそらく、多少なりとも緊張もします。
そのこともあり、内容をごくシンプルにすることにしました。もうシンプルしかないと。
そして、伝えたいことは最初に明確にすることにしました。具体的には、以下のような流れで授業をしました。
・はじめに(つかみ)
消費税が8%から10%に上がることについて、3%導入時から今までを追う。10%はモノの一割にもなる。
小学生ひとり当たりに一年間に投入されている税金の額クイズ。
・本編(税金はどう集められ、どう使われるか)
税金はどう集められるか。広い課税ベースで、多くの税目から集められている。法人税所得税など、主要な税目の紹介。
税金はどう使われているいるか。教育DVDを見つつ、街中や学校で、どう税金が使われているか確認してもらう。
・さいごに
消費税の軽減税率について
質問
※ここまで
ざっくりした項目はこんな感じにしました。細かい話は間に挟みましたが、基本的にはこれをベースにシンプルに。そしてどう集められて使われるかを伝えることに徹しましたね。
その結果?かどうかは分からないのですが、伝わった気がして若干の手ごたえを感じたかなと。(もちろん、当日の雰囲気もありますが)
この授業内容をベースに、少し改良して次回以後に活かしていきます。
想定外にうけたのは、やはり消費税と軽減税率
授業のラスト10分で消費税の増税と軽減税率について話したのですが、想定外にもこれが一番うけていました。
軽減税率が導入されると、飲食店で買うとき、店内かテイクアウトか確認されて、店内だと消費税10%、テイクアウトだと8%になります。
「じゃあ持って帰った方がいいじゃん」となり、意外と盛り上がる展開に・・・。
さらに、消費税はいくらから掛かるのかという質問が出て、現行8%なら、13円から消費税がかかると説明。
13円 × 8% = 1.04円
1円未満は切り捨てるので、1円消費税がかかる。
たとえば、10円ガムを買っても消費税は0.8円だから、切り捨てられて10円あれば買うことが出来る。消費税はかかりません。
この話をすると、
「じゃあ、一個ずつ買った方がいいじゃん」と盛り上がる展開に。
そのまま、幕引き。
こういう展開になったこともあり、手ごたえ感じたのかもしれません。
次回以後に向けて、メモ代わりに今日のブログを残しておきたいと思います・・・!
昨日の(野田翔一)
昨日から、編集後記というタイトルやめてみました。
昨日の野田翔一となってますが、とりあえず、です。いいネーミングが浮かんだら、変えていきます。
昨日は、租税教室の授業へ。昨日は150人合同。結構鍛えられました。少しでも役に立ってもらえれば嬉しいですね。