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会社の黒字倒産から学ぶ、暮らしのお金の回し方。収入と支出のバランスは、会社の資金も暮らしのお金も同じこと。

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会社の収支と同様、暮らしのお金も、ある限りのお金で、さまざまな支払いをやりすごさなければなりません。

会社経営においては、利益は潤沢に出ているのに、お金が足りなくなり、手形の不渡りを起こすなどして起こる「黒字倒産」というのがあります。

暮らしのお金の収支、バランスについても、会社の黒字倒産から学べることがあります。

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会社の黒字倒産とは・・・?

会社の黒字倒産。一度はどこかで目にされている言葉だと思います。

黒字倒産は、その言葉が示すように、利益が出ていて黒字であるにもかかわらず、倒産してしまったという状況です。

黒字なのに倒産?赤字の誤りじゃないの?という声も聞こえそうです。

黒字倒産とは、一言で説明すれば、売上は伸びていて、仕入や経費を考慮して損益計算をすると、数字上は利益が出ているにもかかわらず、お金が足りなくなって、支払い等に困窮し、事業が回らなくなって、倒産に追い込まれるというものです。

利益が出ているのに、なぜお金が回らなくなるのか。

その理由は、売上に係る入金と、さまざまな支払いに係る出金のバランスが崩れることで起こります。

会社の入出金は、すべての取引がキャッシュで即時決済となれば、売上イコール入金、経費イコール出金となり、黒字であれば、お金は回っていきます。

しかし、実際の取引では、すべてをキャッシュでやりとりする例は少ないです。

黒字倒産を引き起こす、例をみていきましょう。

黒字倒産は収支のバランスが乱れることで起きる

コピー機を仕入れて、売るという事業をしている会社があるとします。

この会社では、コピー機を事前に買っておいて、それを在庫として持ち、営業をかけて売りに行きます。

事業をスタートする際にコピー機を数台調達するときには、銀行借り入れでまかないました。

借り入れた資金で、コピー機を3台買って、事業をスタートします。

コピー機は、1台、2台と売れていき、結構好調です。この一か月で3台売れました。

この間の損益は、

売上 3000(1000×3台)

仕入   2400(800×3台)

利益 600

黒字となりました。

利益は出ていて、黒字ですが、問題が発生しました。キャッシュが入ってこないのです。

1台目は、売ることを重視して、相手の条件を飲みました。翌々月末の入金でOKという契約をしました。売上金は、翌々月末まで入ってきません。

2台目は、相手が大手の会社だったため、手形で売上を受け取りました。手形の期日は、翌々月の15日です。

3台目は、営業が慣れてきて、翌月末入金をお願いしました。

こうしてみると、3台のコピー機が売れていますが、売上金額がいずれもキャッシュで入っていません。仮に、借入2400円だったとすると、現在手元には1円もないことになります。

キャッシュは、翌月末になってはじめて、入ってきます。

この場合、支払いが大きく先行して、入金がルーズになるので、資金がショートしやすいのです。この例だと、すでに借り入れは返せないですし、再度借入をしなければ、次の営業のために仕入れができません。

結果、これがより進行すると、事業が回らなくなり、黒字で倒産してしまうというわけです。

数字上で黒字であるとはいえども、キャッシュの収支バランスを意識して商売を行わないと、資金がショートしてしまいます。

こうした会社の黒字倒産ですが、暮らしのお金を管理するうえでも、参考にできる部分があります。

「黒字倒産」に学ぶ暮らしのお金

「黒字倒産」を詳しく見てみてきました。

お金が入る、必要なお金を確保する、支出するという流れは、会社のお金も暮らしのお金についても同じに見ることができます。規模は異なりますが、同じことなんですよね。

お金が足りない場合は、右往左往して資金調達に走るか、ダメになるか・・・。

暮らしのお金についても、会社のお金同様、資金をショートさせないように回していかなければなりません。

まず、黒字倒産をみることで、そうならないようにするために家計簿を付けるなど、暮らしのお金もしっかり管理しておく必要があると、意識したいです。

「でもでも、無計画に使わなければ、ショートとかはしないでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、普通にお金を回しているつもりでも、お金はショートする可能性があります。

会社から給料をもらっている場合、収入は毎月の給与と不定期なボーナスとなります。

一方、支出はさまざまです。

・ルーチンで生ずる衣食住にかかる支出(食事・家賃・住宅ローン・光熱費・通信費など)

・スポット的に発生する支出(保険料の支払・自宅の修繕費・子供の入学金など)

ルーチンを日々回しつつ、スポットに耐えるお金の使い方をしていかなければなりません。

ルーチンは、ある程度は抑えることができても、必要最低限はどうしてもかかります。常に現金でいくなら現金で、イオンカードなどで日々の支払を済ませていればカードで、実際のキャッシュの流れは一定にしておきたいところです。

現金払いなら、現金はその場で払い、減ります。

カードだと、翌々月に預金から落ちるなどします。

あの支払は、現金でやる。カードはこういう支払など、その場で支払うキャッシュなのか、あとから口座から落ちるのかというリズムをある程度把握していないと、手元のお金と口座のお金の管理が困難になります。現金・カードは適当に使うのではなく、マイルールを定めて使っていくと良いと考えています。

その基本をおさえたうえで、現金とカードをうまく使い分けて、暮らしの黒字倒産を防ぎます。

保険料など、ある程度大きな払いを年一括にしているのであれば、カード決済を利用することで支払をうまくズラせることもできます。

暮らしのお金の動きは、会社のお金の動きと比べれば、スピードは緩やかですが、支払が多い時期などは、ある程度残をキープしつつ、うまくお金を回していきたいですよね。

会社の黒字倒産を意識しつつ、暮らしのお金もバランスよく収支していきましょう。

編集後記

FPテキストを見ようと思い、本屋に行くと、前回3級試験で使ったテキスト問題集の9月受験対応版が出ていたので、買ってしまいました。

読んでいたら、これでなんとかなるような気も・・・。

とにかく、これでいきます。(笑)


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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