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いらないものは、いらない。利益対策での資産購入・相続税対策のアパート・・・そもそも欲しいのか?経営したいのか?考えよう。

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近所にあるトランクルームの看板に、「いらないけれど、捨てれないものを入れよう」というような、宣伝が書いてありました。

おそらく、代々引き継いできたものなどを想定してるのかもしれません。

あるいはそうではなく、自分で買ったはいいが、今となっては本当にいらないというものを入れる場合もあるかもしれませんね。

本来、いらなくなるものは、はじめから買わない方が良いです。

これは、近年あふれている、多くの節税策についても、同じことがいえます。

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いらないものは、いらない

いらないものは、はじめから手に入れない方が良いです。

なんとなく買ってしまったけれど、実はあまり必要ではなくて、後から考えてみると欲しいものではなかった、ということがあります。

こういったものが、いくつも積み重なって、場所をとるようになり、トランクルームを借りて入れてしまうことがあるのでしょう。

こうした、後から考えてみれば、いらないと思えるようなものは、数ある節税策についても言えます。

よく言われるところでは、

・会社で利益が出そうだから、資産を買って償却費を充てよう

・相続税対策で、アパートを建てよう

などがあります。

この2つ、実はあとから考えてみると、いらないものであったというケースは少なくないです。

利益対策で資産購入。いりますか?

会社の税金は、基本的に利益をベースに計算します。

さらに、利益は売上から原価・諸経費を差し引いた残額となります。

当期は早々に利益が見込まれるということで、何かを買って、償却に充てようという節税策があります。

こういった場合に考えられるのが、車です。

仮に、期首の早い段階で手を打ち、3月決算法人が、6月に車の納車を迎え、それが500万の車と仮定すると、耐用年数6年。定率法なら、

5,000,000 × 0.333 × 10 / 12 =1,387,500

この金額が、当期の経費に償却費として上乗せされます。経費となれば、その分税金を圧縮します。

ただ、本当にその車はいるのか?考えた方が良いでしょう。

これは、車のみならず、設備でも、備品でも良いのですが、そもそも本当は必要でないという場合があります。

いざ、購入してはみたものの、実際はあまり使っておらず、効率的に稼働していないというケースです。

目先の利益・税金対策は気になるところですが、いらないものは、そもそもいりません。

本当に必要か?考えておきたいところです。

購入して償却すれば税金は減りますが、その分キャッシュは出ていってしまいますから。

相続税対策でアパート建築。いりますか?

会社の利益のみならず、節税対策といえば、相続税のアパート建築が、よく言われるところです。

相続財産にキャッシュ・金融資産が多い、何も建物が建っていない更地がある、などの理由で、財産の相続税評価額を下げるために、アパートを建てるという方法は、かなりメジャーなやり方になっています。

また、アパートを建てるにあたって、借入れをしてまでやるという場合もあります。

アパートを建てる誘い文句としては、「安定収入で家賃が入る」と言われます。

そうして、アパート、借りた場合は借入金、家賃収入が手元に来ることになります。

これで、相続財産の評価が下がり、相続税の節税にはなったかもしれません。

ただ、本当にアパート経営やりたいか?という問題があります。

アパートを建てて、家賃収入が入るという、単純なシステムに見えますが、実際は経営と一緒です。

自分で管理をするなら、家賃の入金管理やアパートのメンテ・入居者ともうまくやっていく必要があります。

また、管理会社に一括して家賃の管理・メンテを依頼するにしても、管理会社とうまくやっていく必要があるし、管理会社が必ずしも真面目にやるとは限りませんし、居住者とこじれることだって考えられます。

いずれにしても、これらの管理や、問題を引き受けて、経営をやっていくのがアパート経営となります。

面倒になって、やっぱりいらなかったと思っても、やめるのはそう簡単ではありません。

最近問題になっている、業者一括借り上げの家賃保証問題も、気になるところですしね。

アパートを建てることで、相続税の負担は下げられるかもしれませんが、アパート経営を本当にやりたいのか?これはしっかり考えてから、踏み出すようにした方が良いでしょう。

節税は、目的か?手段か?考えよう

ここまで、やろうとしている節税策、本当に欲しいものなのか?やりたいことなのか?という視点で見てきました。

利益対策の資産、相続税対策のアパートにしても、いずれも目的が手段化されてしまっています。

本来は、必要な設備として会社の資産を買うのが目的であるのに、利益対策の手段とするから、あとでおかしくなる。ケースによっては、税務調査で指摘を受ける可能性もあります。

アパート経営も、本来は家賃収入を得るために、ある程度腰を据えて経営をやっていくという目的であるはずが、相続税の節税という手段化されてしまっています。

どちらも、節税だけを考えると、本当に良い買い物はできなくなるような気がします。

最終的に決めるのは当事者の方になりますが、安易に節税だけを見て欲しくはないと思っています。

いらないものはいりません。本当に欲しい・やりたいという気持ちが確かなら、節税はおまけでトライしてほしいものです。

編集後記

ブログで表示している、メディアマーカーというサイトを使った、読んだ本を表示するシステムを今月に入ってからしっかり更新するようにしました。

ブログの初期からしばらくは更新していたのですが、今年に入ってからスローな更新になってましたね。

読んだ本、ある期間の分が飛んでしまいましたが、これからばっちり更新します・・・!


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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