経理はシンプルに考えれば大丈夫。ややこしい経理は、シンプルに考えて理解すれば、たやすい。


経理は難しく、複雑であると思われがちです。

しかし、シンプルに考えれば大丈夫です。

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専門用語+言語化が、経理を難しくする

会社や事業をやっていれば、避けて通れないのが「経理」

収支をはじめとした数字を正しく把握し、求めます。そして、その数字をもとに、税金計算まで行っていくものとなります。

経理は複雑、ややこしい、面倒というイメージは多いでしょう。

その理由は明確で、

・経済的な動きを言語化する

・それを、専門用語によって

という2つのワケから言えることができます。

もともと、「あるもの」を、言葉で説明するということは、それが大したことがないことであっても、難しいものです。

散らかった自宅内を見て、「なぜこうなったか、どうしたら解決できるか説明せよ」と言われると、頭で考えて言葉にしなければなりませんが、「どんな感じ?」と聞かれれば、「ヤバイ」の一言で済ませられます。

しかし、経理は漠然としたイメージで出来るものではなく、きちんと言語化しなければなりません。まず、言語化がハードルになります。

さらに、それを会計という専門用語でやらなければなりません。

なんとなく面倒な経理は、この2つの理由から来ているという部分は多いといえます。

ただ、こうした専門用語の言語化は、シンプルに考えて簡単にしてしまえば、大丈夫です。

シンプル思考・シンプル経理

経理は、経済的な動きを、専門用語で言語化します。

これは、シンプルに考えてしまえば案外大したことがないというケースがほとんどです。シンプル化して簡単にしてしまえば、ほとんどの経理は問題ありません。

シンプル化の方法は、

・一番簡単なパターンから理解する

・一度バラして見てから、組み立てる

ということで出来ます。

それぞれ見ていきましょう。

・一番簡単なパターンから理解する

よくある経理の処理として、「売掛処理」というものがあります。

自分が売る側で、商品は今日、9月27日に相手に渡すが、お金は9月末で締め切って、翌月(10月)の20日に入ってくるというようなケースがあります。

これを、専門用語で言語化しなければいけません。

しかし、経理や会計といったことを扱ったことがない場合、まずはこの流れが理解できないことが多いです。売掛金というのは、案外知られているようで知られていない専門用語なんですよね。

最終的には、「今日売って後日お金入る」という理解をしなければいけないワケですが、一番のスタートはこう考えればOKと思っています。

「その支払い、ツケね。今度払うわ」

要するに、飲み屋でおやっさんが、しこたま飲んで食った後、財布を見たら1000円しかなかった。「おっさん、今度まとめて払うわ、んじゃ」

これなら理解しやすいでしょう。経理なら、これがもうちょっと難しくなったレベル程度です。

簡単にシンプルに考えてから、元のフォームに当てはめれば、分かりやすいです。

・一度バラしてみてから、組み立てる

また、言語化しようにも、どう言語化したら良いか、分からないという場合もあります。

取引自体は簡単に見えるけれど、言語化しようとすると難しいというケースです。

この代表例として、車を買い替えたときの経理があります。

200万円の車を購入。支払は現金で180万円支払う。差額の20万円は、下取りに出した前の車の代金をもらわないことで充当。よくあるケースです。

これを、経理に落とすとき、どうやれば良いか分からなくなってしまう方は多いです。

この取引であるなら、一度バラせるところまでバラしてシンプルにすることで、理解が進みます。

これをバラしてみると、

車を買う(200万円)

車を得る(20万円)

という2つが合体していたということが分かります。

買い、売りが別々であれば、何の問題もなかったりします。ひとつで見てどうにかしようとするから、分からなくなってしまう。

一度バラしてシンプルにすることで、理解は大きく進みます。

シンプルに考えれば多くのことは、たやすい

経理について、2つのケースを見てきました。

経理は、一部の相当ややこしいものを除いて、シンプルに考えれば理解できることがほとんどです。迷った、わからなくなったら、シンプルに考えましょう。

シンプルに考えるときは、動きを紙に書き出してみると、より分かりやすくなります。

私が普段お話しするときも、口頭で伝わるものは口頭で伝え、口頭で難しい場合には、メモを利用して書き出して見せることで、理解していただくことは多いです。

また、経理だけでなく、シンプルに考えればそう難しくないことも多いです。

問題があったとき、悩んだとき、疑問があるときなど、考えるときには書き出してシンプルにして理解する、進めるというやり方をしています。普段の仕事、暮らしのなかでも活きています。

ややこしいことをそのまま、こねくり回しても何も見えてこないし、余計にこんがらがることにもなります。

シンプル思考でいきましょう。

編集後記

ややこしい経理処理の相談を受けたときは、こんがらがっているものを受け取って、シンプルに整理して返すような感じでやってます。自分の経理も同様です。

今日は暑そうです。朝移動中、ジャケットを着ていたら結構汗かきました。

体調管理も気をつけたいところです。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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