税理士試験や簿記検定では、合格答案を作るために、電卓を正確にタッチして、適正値を導き出す必要があります。
正直、指先の勘だけが頼りともいえる、電卓タッチ。
テクニックに頼ることもあるかと思いますが、最終的にはメンタルで制するものだと思っています。
電卓タッチをミスれば、すべてが水の泡となる。
税理士試験や簿記検定などの、数字を計算して求める試験では、電卓を使って数字を合わさなければなりません。
試験問題を読み、理解して、どう答えれば良いかが判明したとしても、肝心な数字が間違ってしまっていては、これまでのプロセスは水の泡となってしまいます。
そのような電卓タッチをうまくやるために、テクニックに頼りたいと思う場合もあるかもしれません。
テクニック自体はいくつかあるのかもしれませんが、基本動作である、どの指で、どのあたりをタッチすればスムーズにいくかということがマスターできていれば、技術としては十分な気がします。
基本を踏まえたうえで、問題を解く・計算する過程で電卓をタッチし続けることで、うまくなれば良いのです。こうすることで、ほとんど皆、同じレベルには立てます。
そこから先、正確なタッチで、正しい数字を計算して答えを導き出すには、電卓をタッチしながら、「絶対に合っている」という、メンタルが大事になってくると思っています。
電卓タッチは、「絶対に合っている」と思い、打つ
電卓のタッチは、「これで絶対に合っている」と、思いながらやることが大事です。
税理士試験や簿記検定では、ひとつの問題で多くの電卓タッチを経て、答えを出さなくてはいけない問題があります。
償却計算、固定資産や株式の売却損益を計算する問題では、計算プロセスが複雑で、長くなることもあり、正確な答えを出すためには、全過程で、タッチミスをせずに打ち続ける必要があるのです。
また、簿記の勘定復元などで、試算表の借方の数字を全部足して計算することにより、逆算で空欄になっている箇所の答えを求める必要がある問題もあります。
縦の計を、30行ほど足していかなければならない場合もあるでしょう。
このように、一度の電卓タッチを集中して、しっかり合わさなければならない局面では、ワンミスで答えが変わってきてしまうことから、間違いを恐れてしまうことも否めません。
こう思うことを、テクニックでカバーすることは、実はとても難しい。
ここを正面突破するためには、「絶対に合っている」というメンタルで、電卓をタッチすることが重要です。
試験では、時間制限があって、電卓タッチを何度も繰り返す余裕はありません。基本、ワンタッチで突き進まなければなりません。
どうせ一発で決めなければならないのなら、強気のメンタル。「絶対に合っている」と思うことが大事です。
実際、そう思うことで正確なタッチはできます。
指先という、細かいレベルだけが頼りとなるだけあって、気持ちは大事です。
数多くの問題を通して、何度も正しい答えを打ち出してきた自信を持って、強気のメンタルを押し出しつつ、絶対に合わしていきましょう。
「絶対に合っている」は、仕事でも同じ
ここまで、試験で数字を合わせるためのメンタルについて書いてきました。
実は、これは税金や会計の実務、仕事でも同じことです。
むしろ、「絶対に合っている」必要があります。
Excelや会計ソフトがあるため、以前よりは減ったとはいえ、それでも電卓を使って計算したり、確認したりすることは、今でもあることです。
先日も、外出先で印刷済の書類が気になって、電卓タッチで計算する機会がありました。
このとき、計算途中で気が散り、一度間違えてしまいました。
仕事でも、集中して、「絶対に合わせる」というメンタルでやらないと、間違ってしまいます。
税理士試験・簿記検定の電卓タッチは、「絶対に合っている」という、メンタルで制する。
さらに、試験の先の、仕事にも役立ちます。
編集後記
昨日の日曜日は、半袖Tで自転車に乗って近所をぐるっと。
帰ってから気付いたのですが、結構、日に焼けていました。
もうすでに、日焼けには気を付けないとヤバそうです。
ランニング時の熱中症対策も気を付けます・・・!