税理士試験は、どういったペースで勉強を進めていけば良いか?難しいところです。
ずっと順調なペースでいけば受かるのか?直前追い上げはあるのか?など、です。
実際のところ、絶対的なペースはなく、自分のペースで最善を尽くすしかありません。
次の科目、どうやれば受かるのか?
8月に税理士試験があり、10月のはじめに国税庁から「出題のポイント」が公表されて、少し経つ、この頃。出題の意図を見つつ、結果が気になりますが、発表の12月までは、まだ日があります。
来年の8月までは日があるうえ、12月の結果を受けて、勉強科目を変更する可能性もなくはないため、いまいち集中出来ない時期かもしれません。
そんななか、思うことのひとつに、「どういうペースでやってけば、確実に受かるのだろうか?」ということが、あるかもしれません。
はじめから直前期までぶっちぎりで上位にいるとか、なんとなく平均値だけど最終追い上げで行くのか、といった勉強のペースです。
こうしたペース、どちらもあり得ますが、それを狙って勉強するのは難しいものです。
やれることといえば自分のペースでただ進めるということしかありません。
「あのペースで受かった」は結果論
自分がどうであったかを思い返してみても、どのペースが正しいとは言い切れません。
私の場合、一年で受かった科目はなく、すべて経験者受験ということからのコメントになりますが、このパターンでも様々でした。
12月の結果を受けて、1月から再受験、8か月で試験を迎えるというケースです。
再受験の場合、経験者であることから当初より順調で、苦戦するのは直前模試からとなるのではないでしょうか。勉強ペースとしては、ずっとぶっちぎっているということが多いかもしれません。これはこれであり得ます。あとは本試験でうまくやれれば受かるというパターンです。
私の場合、簿記論はこれでいけました。しかし、必ずそうはならないわけです。
法人税も再受験で3年かけました。3年目であっても新規論点が多く、直前までボロボロで、最終模試の試験寸前くらいから追い上げて、合格したパターンでした。
最終の全国模試は下位20%くらいにいて、模試だけ受けたTACの模試は10点以下だったと記憶してます。
直前までダメで、7月から本試験までになんとかなるのは、なんだかんだ言って腐らないのがポイントのような気がします。「もうダメだな、やってらんねぇ」と腐ると、復習もしないし、どうでも良くなってしまいます。そういう年もありました。
ぶっちぎって受かるパターンも、直前までイマイチでも最終追い上げがあるパターンもあり、他のペースもと様々です。ただ、どれが正解とかではありません。
ぶっちぎりを狙えれば、それはそれで良いかもしれませんが、ぶっちぎり続けるというのは簡単ではありません。かといって、直前で追い上げれば良いかといえば、それもうまく行くかといえばそうではありません。
「あのペースでいけた」は、結果的にそれでいけたということ。狙っては出来ません。
となれば、波はあるけど、マイペース。これに尽きます。
自分のことだけ考える
マイペースで進めて、それに付け加えるなら、自分のことだけ考えてやることが大事なのかもしれません。
受験仲間がいると、相手の調子が気になるのが正直なところです。
それが直前期になると、差がついてしまうこともありますが、それを気にし過ぎないことです。
受験者数のうち、自分以外の合格者が少なければ少ないほど、自分が合格すると思ってしまう部分もありますが、そもそも自分がある程度の立ち位置にいなければ、合格は出来ません。
受かる年は、あまり周りは気にしていなかったような記憶があります。ダメだったときに限って、人の話を聞いて焦っていました。
「あのペースでいける」というのはなく、マイペースで進めていくのが一番の王道パターンといえるのかもしれません。
編集後記
昨日は東京税理士会で税務研修会に参加してきました。
東京税理士会館の一階は書籍コーナーになっていて、結構充実してます。
空き時間にいろいろ本を見ていたら、なんとなく税理士試験ネタが浮かんで・・・今日書いてみました。
勉強してると、いろいろどうでも良いことを考えてたな、なんて思い出しながら書きました。
まぁ結局、自分は自分、他人は他人ということですね。