フリーランスやひとりで会社経営をしていると少なからず、友人価格や知り合い価格で仕事をしてくれないかと頼まれることがあります。
要するに、リーズナブルな価格で、ということです。
それが嫌ならその金額では受けなれば良いわけですが、自分が友人や知人に仕事を頼むときにもそれをしないことが鉄則です。
要は安くやってくれという友人価格・知り合い価格
話していたり、SNSでのコメントや記事を見ていると、時々見かけるのが、フリーランスやひとりで仕事を経営していたりする方が、その友人や知人から友人価格・知り合い価格で仕事をやってくれないかと頼まれたというのを見聞きすることがあります。
通常時に設定している定価に比べていくらか安くやってくれないかという話です。
特に多くみられるのが、モノを介在しないサービスをやっている事業です。
コンサルティング、士業、ネットサービスや相談自体がサービスとなるものをはじめとした役務提供が主な仕事となる事業が該当します。
コンサルティングであれば相談事案、士業なら事務代行や申告代行、ネット系ならホームページやシステムの構築、そしてそれぞれ相談業務全般。
事務所類や申告書類、ホームページやシステムという目に見えるものはありますが、モノとしての形がないものです。
それ故か、安く頼んでもやってもらえるだろうと思われる部分があるわけです。
基本的に、友人価格や知り合い価格で頼まれて嬉しい人はいないでしょう。やっていることは、いつもと同じで、友人や知人だからと適当にいい加減にやるわけではないのだから。
手間は同じで、料金が安い。
だからこそ、それを頼まれると皆複雑であり、多くはその依頼を断ります。
そうです。それが嫌なら断ればいいわけです。
ただし、そうするならば、自分が誰かに仕事を頼むときは、正規の価格で支払いましょう。
自分も友人価格・知り合い価格で頼まないこと
自分の仕事を友人価格や知り合い価格で受けたくないのなら、仕事を頼むときに正規の料金を払うようにするべきだと考えています。
なぜかと言うと、
・まず、自分が嫌なら人にもしないのは鉄則
・自分が友人知人価格で頼んでいると、頼まれたときに断れない
これを考えて、正規の料金を払うようにしておきたいところです。
自分が嫌なら人にもしないのは鉄則
自分がしてもらいたくないことは、自分もしない方が良いというのは、子どもでも知っているような鉄則です。
自分が普段から頼んでいる、そうしてしまっているのであれば、それが跳ね返ってくることが想定されます。
少なくとも、「安くやってよ」と頼んだら、その人からの仕事の依頼は「安くやってよ」となるのは当たり前です。
お互い様なら良いでしょうが、自分に依頼があったときにだけ、それを拒むのであれば、人は離れていくでしょう。
自分が嫌なら人にもしないのは、鉄則です。
自分が友人知人価格で頼んでいると、頼まれたときに断れない
普段、自分が友人知人価格で仕事を頼んでいると、誰かから同様に安く頼まれたときに断れません。
「いつも自分もそれで頼んでいるしなぁ」と頭をよぎります。
まぁ仕方ないかと思って、それを飲んでしまうことに繋がります。
断るためにも、自分がそうやって頼まないことです。
ツワモノはタダでやってくれとさえ言う
友人価格や知り合い価格での仕事を受けたくないなら、自分もそれを頼まない・その金額で払わないということについて書いてきました。
要は、自分も正規の金額を支払い、相手からも支払ってもらうということです。
これは徹底しておくと、無駄なダメージや嫌な思いを減らすことができます。
というのも、「安くやってよ」を超えて、タダでやってくれというツワモノさえいるからです。
特に、税理士や士業をやっている人が遭遇するのが、
「ちょっと見てくれ」
「ちょっと聞きたいのだけれど」
と、ちょっと、少しだからタダで見てくれ教えてくれと言うのが、あります。
正直なところ、願い下げですね。
実際、安く・タダをゴリ押ししてくる人は、有料を告げると即座に手を引きます。知識や経験にお金を払うつもりはないのでしょう。
そういうことが続くと、凹むし疲れます。
まともに払ってくれる人と仕事がしたければ、自分もちゃんと払う。
こうしておくべきです。