去る先週、群馬県館林市に行ってきました。
以前、館林の館林うどんに行ってきた話を上げましたが、
集客のひとつ~体験メニューから、メインメニューへ引き込むことの重要性
うどんを食べることと、そのうどんを買うことで生じている引き込み手法?に着目してひと記事としましたが、今回はその続編です。
続編いきます。
館林駅前にて
館林のうどん、花山うどんへ行ってきた話
群馬県館林に行ってきました。
今回も仕事で行ってきました。年に数回行っています。
前回6月に館林エリアに行ったあとに、館林うどんというお店の館林のうどん店に行ったという話と、そこで感じたこと、気付いた営業手法に解釈を加えたりしての記事をあげたところ、案外反響があって、次行くなら、オススメがあるという話までいただけましたね。
今回、オススメしてもらったのが、館林駅前の「花山うどん」
夫が館林エリア出身という、保険営業バリバリの先輩にオススメされ、間違いないだろうということで、早速行ってきましたよ。
館林駅の本当にすぐ近くにあります。徒歩30秒です。店舗右側に駐車場もあります。
建物の右側がうどん店になっていて、左側が販売店になっています。
うどんの天下一決定戦で三連覇しているみたいです。ポスターがありました。
お店はこんな感じです。
今回、いただいたのが、こちら
お店の方に写真を撮らせてもらいました。
釜玉うどんと小さい丼のセットです。お昼限定ですね。これも売りのひとつのようです。
うどん、半熟たまご、ねぎ、油あげ、のり、天かすを混ぜながら、たれを少しづつ入れます。
たぬきが親切に教えてくれるのです。
その日は涼しかったので温うどんにしました。おいしかったです。
また、実は花山うどんは、「鬼ひもかわ」という、きしめんがさらに伸ばされたかのごとく太いうどんが最大の売りとのことです。
うどん店でもメニューにはありましたが、平日13時からということで断念!
次回はトライしてみたいと思います。
そして食後はやはり、隣の販売店へ。乾うどんが売られています。
釜玉で食べたうどんと同じ太さのうどんと、鬼ひもかわを買ってみました。
自宅でも同じようなテイストが出せるか楽しみなところです。
前回の「館林うどん」のときと同じく、お店で食べたという体験を再現したいという気持ちで販売店でうどんを買うという一連の流れ、体験から商品購入に引き込む手法はなかなか頷けるものです。これについて再考してみましょう。
感動体験から商品購入に引き込む・観光ならより強い
食事で得られる体験をもって、商品購入に引き込む。前回のときも紹介しました。
食べ終えて、すぐ横、すぐ隣にそのうどんの販売ゾーンがあり、ついつい引き込まれてしまうという感じです。すぐ横、すぐ隣にあるというのがミソなんですよね。考える間がないです。
食べておいしかったから、自宅でも食べたいな~、家族も喜ぶかな~なんて思いながら、横のお店もふらっと立ち寄って、サクッと買ってしまうものです。
私の場合はまぁすぐハマります。今回もいくつか買ってますしね。
そして、この体験、しかも感動体験というくらいおいしいと感じているのであれば、なおのことその威力は強いでしょう。花山うどんは、店内けっこうきれいで、うどん店に販売店のオマケ感もありません。結構その要素があるように感じました。
そして、館林エリアは日本で一番暑いという紹介のされ方をしているので、知名度はそこそこ高いでしょう。観光がてら来ることもあるかもしれません。
このように、観光で来るとなると、感動体験からの商品購入への引き込みはより強いものになるはずです。観光、旅行は、普段の日常生活とは異なる価値観で行われるし、むしろ異なる価値観を求めて行くものでもありますよね。日常から離れるという感覚でしょうか。
観光であるとすると、食べて感動体験・・・食べて、うまい、再現したい、買おう。
そして、観光で遠方からであれば、遠くてあまり来れないという要素も混じり、多少高かったとしても商品に手がのびてしまいますよね。そもそも観光であれば、節約しようという感覚は薄れるものです。
感動体験から引き込んで、観光要素で多少高くとも手が伸び、購入していく。
これはどんな職種にしても、応用可能な技かと思います。
そういえば、以前この本をブログであげましたが、
値決め・値上げによる経営戦略。値上げは出来るのか?『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、押教えます』を読む
80円のまんじゅうを、250円に値上げした観光地の饅頭店の話とかぶる部分があります。
観光地では、日常とは離れた感覚で動いているため、あえて普段では高いと思うものでも、その体験を買う、高いのをあえて買うことで、観光を楽しむということが求められているという心理に着目して、値上げ前より売れるようになった話が紹介されています。
感動体験と、観光要素が加われば、より強力になるような気がしますね。
ただ売れるのではなく、高くても売れるのは、より期待すべき点ですしね。
掛け算的要素も考えてみる
前回は、自分の仕事でも、感動体験というサブメニューから、メインのメニューに引き込んでみることの重要性を考える結びにしました。税理士や士業であれば、セミナーを安価で開催して、メインメニューである顧問業務に引き込むといったようなことです。
あれから、セミナーを開催することも考えています。内容は検討しているところではありますが・・・。
今回の、感動体験と観光要素、これらが乗じられることで、威力はより強くなる。
この考え方は、掛け算的要素が加わっていますよね。個のパワーが他の個のパワーと乗じられると、数値は大きくなります。これは、仕事でも応用できるものです。
取り入れている人はこの掛け算的要素をもって、自分の強みを押し出してアピールし、仕事につなげているものですが、他から抜きに出るにはこの手は有効です。
例えば、税理士をやっている人が、私は税理士です。の一点ばりでは、ただの税理士です。その他大勢と同列となってしまいます。なにか、税理士と乗じる他のパワーがあれば、より強力になってきます。税理士×他のパワー。もちろん。これは一般サラリーマンでも応用可能でしょう。
うどんの感動体験から、感動体験と観光要素、売れるものがより売れるというところまで話が広がってしまいましたね。でも、これらの一連の流れは、応用して、仕事に活かしたいところです・・・!
編集後記
本の積読状態、発生しつつあります。
読みたい本が多量に発生している時期に入ってます・・・やばい!
しかも、久しぶりにさいたま新都心の近く、北与野駅前の本屋、「書楽」に行ったところ、案外好きな取り揃え方をしていて、誤って10冊くらい買うところでした。危ない・・・!
以前は4フロアで大きくやっていたのですが、今は縮小して2フロア、テンション下がってるかなとも思いましたが、案外品ぞろえは良かったです。見せ方も良い気がする。