仕事には失敗がつきものだと思っています。
そう思って気を付けて、ようやく失敗を最小限にとどめることが出来るのが仕事です。
だからこそ、やはり失敗をすることはあるわけです。
失敗は、それをどう次に活かすかが大事になってきます。
仕事の失敗は、次の仕事に応酬して、必ず活かします。

失敗を活かすか、無駄にするのか
失敗は嫌なものです。
だからこそ、失敗をしないように気を付けています。
税理士という仕事柄、失敗は税務や会計の専門的なことと、仕事のやり方である経営的なことに大別されます。
今回のブログで触れるのは、経営的なことに限っていきたいと思います。
税務の方は、税理士向けになってしまうので。
仕事をどうやるかという、いわばスタンス的なことでも、失敗はあるものです。
失敗をしたときは、それに目を背けたくなります。本当なら見たくないし、考えたくありません。
そのままにして、放っておきたいのが本心です。
しかしながら、そうしていては、その失敗は無駄に終わってしまいます。
おそらく、またいつかその失敗をするでしょう。
失敗は無駄にするものではなく、活かすべきものです。
そうであるからこそ、ある程度気を付けたが発生してしまう失敗は、良しとできます。
仕事の失敗は、仕事に応酬する
仕事で失敗したら、また同じ失敗を繰り返さないように、策を練ります。
「ああ、やっちまったな」
「これじゃ、ダメだったな」
と思ったことがあれば、そうならないようにします。
どうすれば、そうならないようになるか、考えます。
そうして、失敗のもとを断ち切り、次からは新しく決めたスタンスで、立ち向かって勝つのです。
最近の失敗と、その応酬
「仕事での失敗」
こう言っているだけでは、何が失敗で、どう応酬するのかさっぱりなので、最近あった失敗と、その応酬について、紹介してみます。
どれも、失敗してからの応酬で、今があります。
具体的には、以下の3つです。
・仕事でできないことを明確にしていなかったこと
・料金体系が曖昧だった
・主義の明確さが甘かった
こんなところです。
それぞれ、失敗して応酬しました。
仕事でできないことを明確にしていなかったこと
仕事では、何ができるかと同時に、何ができないかを明確にすることも大事です。
私は、そう思っています。
聞くところによると、
「できないことを明確にすると、その分仕事のチャンスが減るから、明確にしない方が良い」
ということがありますが、私は、できないことをできると嘘をつきたくないんですよね。
ホームページにできないとは書いていなくて、その仕事を頼まれたらどうするのか?
この、仕事でできるできないには、二つのパターンがあります。
ひとつは、チャレンジして初めてできること
ふたつは、チャレンジはやめたほうが良いこと
この二つです。
ひとつめのチャレンジしてできそうな初めての仕事は、できると書くのは良いかもしれません。自分でやりたいとか、できる見込みがありそうとか。
ただし、ふたつめは違います。
多分できないこと、やりたくないことは、はじめからできないと言っておいた方が、仕事を頼む側と、やる側双方のためにも良いことです。
独立した当初、ある仕事をできるかどうか問い合わせをもらいました。
その仕事について、ホームページでは書いてはおらず、結果その仕事ができないことが決定打となったかは定かではないのですが、成約とは至りませんでした。
できる?
できません。
は、あまりやりたくない、やりとりです。
できないなら、はじめからできないと言おうと決めました。
税理士業務でいえば、私は給与計算・組織再編・国際税務はできないと決めています。そのほか、いくつか。興味があれば、顧問のページに書いてあります。
料金体系が曖昧だった
仕事のメニュー、料金については、ブログでよく書いています。
「明確にしよう」と。
そんな私ですが、一部の仕事に関して料金体系が曖昧でした。
税務顧問とスポットでの税務相談。
この二つが税理士としての大きな柱で、そのつもりでいました。
これに抜けがあるものは何か?
そう、年一での決算・税務申告です。
会社で経理処理をしている方が、決算と申告のみを依頼する。
規模が小さければ、入力処理と決算・申告を、年に一度依頼する。
こういった仕事です。
これまで、そうしたメニューはなく、依頼もありませんでした。
しかしながら、少し前のある日、そうした仕事について料金を聞かれる機会がありました。
顧問の料金を少しアレンジして答えましたが、即席だったのでやはり聞かれてしまいました。
「なぜ、その金額なのか?」
メニューと料金が明確にあれば、それについて料金の理由を聞かれることはほとんどありません。
私の落ち度、失敗です。
というわけで、決算・申告のみのメニューも作りました。
いまは、出来うるすべての仕事をメニューにしているつもりです。
主義の明確さが甘かった
仕事をするうえでは、主義、自分がどう考えているかということを明示するのも、大事だと思っています。
税務顧問でいえば、税務の有利選択をするような状況などで、依頼をいただいた方に意思決定をしてもらうことがあります。
そうした意思決定をする方と直接仕事のやりとりをさせていただくことを明確にしています。
たとえば、ナンバーツーの立場の人がいて、その人とやりとりをすることは、しないことにしています。
「社長に聞いてみますね」
こうなると、いろいろ進まず、ナンバーツーの人が社長に聞かずに答えてやったことでトラブルになるといったことが考えられるからです。
さらには、不明瞭な取引が多い方。
連絡がつかない。
お支払いが遅延する。
最近付け足したものを含め、いくつか主義を明示しています。
付け足したものは、失敗があったことも含まれています。
「まぁ、いいか」で流せないと思ったら、同じ失敗はしないように応酬するまでです。
仕事の失敗は、仕事で応酬する。
次は、もう失敗しないように努めます。
そうして、自分が理想とする仕事に近づくことができ、仕事は楽しくなります。
編集後記(きのうの野田)
最近、車で仕事に出かけた帰りは、自販機で飲み物を買って、それを飲みながら帰るのにハマっています。
飲むのは、缶のセブンアップ、マウンテンデュー、ペプシなどの炭酸系。
飲みつつ、ゆっくり帰る時間は、心地いい。