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社長は経理をやってはいけないのか!?社長が経理をやると業績が上がる!?

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社長は経理をやってはいけないのか?

ちょうど先日、いろいろネットで調べごとをしていると、経理の外注会社の広告が出ていて、ちょっと見てみると、社長が経理なんかやってはいけない、外注しましょう、といったような誘いをしていました。

それを見て、経理は誰がやるべきなんだろうと・・・と考えたりしていました。

今日は、会社の経理は誰かやるか、社長がやってはだめか?を考えてみます。

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誰が経理をやるのか?

経理は面倒なものです。

会社の収支のデータを請求や領収などから集めて、会計ソフトやExcelに入力して、損益を求める。

この作業を会社を続けていくなかで、ずっと続けていくわけです。まぁ面倒かもしれません。

一般的には、経理というのはどんな会社であっても事務員や経理担当者がいたりして、経理はそういった人々が一括してやっていることが多いでしょう。

経理をやっていると、会社の数字が1から100まで分かります。大きな売上から仕入の金額はもちろん。少ないながら、実はけっこう蓄積されて大きくなった経費や予想外の支出など、細かく把握することができます。

もちろん、着服や横領といった不正なんかも経理を通してわかることが多いです。

会社の数字を正しく把握し、かつ不正の判明にも貢献するという、経理はそれだけ重要な役割を担っています。

これだけ重要なことが詰まっている会社の経理、誰がやるべきでしょうか?

会社の規模にもよりますが、中小企業のなかでもそれほど大きくない会社であれば、社長が経理をやることで、得られるものがあると思っています。

社長が経理をやるということ

重要な役割を担っている経理、社長がやってはどうか考えてみましょう。

社長といえども、現場からは離れて営業や対外的なことに専念している場合もあれば、現場と掛け持ち、あるいはほとんど現場、といういろんなケースがあるかと思います。

なので、ここでは仮に経理に時間を割くことができた場合に、得られる効果を考えてみたいと思います。

社長が経理をやるメリット

・数字を1から100までみることができる

社長が経理をやることで、社長は会社の数字をすべて把握することができます。細かいところまで把握できるため、先ほど言ったように、不正も判明しやすいです。

・数字をライブで感じることができる

経理をやっていなければ、受注や仕入れのおおよその数字で会社の儲けを把握することになると思いますが、社長が経理をやるということは会社の売上や仕入、経費など迅速に集計することに努めるため、日々の数字を数値化する速度が上がります。

営業や製造などの部署から、経理に数字が上がってくるのは結構のんびりしていたりしますが、社長が主体的に行うことで、その速度が速まるものです。

速度が速まれば、今の数字を見ることが出来るため、数字をライブに感じることが出来ます。

・経理をやれば、社長が苦手とする税金会計にも積極的になる

多くの社長は、経理は経理担当者に任せてあるから・・・という理由でまったくタッチしておらず、税金や会計に関する話も苦手だったりします。

しかし、自分が経理をすることで、経理を通して疑問などが出てくるなかで、税金や会計に関する興味や疑問は否応にもでてくることになり、そういったことにも主体的になったりします。

・税理士と対等に話ができる

自分で経理をしていると、税理士にも突っ込んだ話を相談できたりしますし、逆に税理士からの話もスムーズに理解できるため、税理士と対等に話をすることが出来ます。

デメリットあることはある・・・

メリットもあればデメリットも・・・。

デメリットといえば、経理に時間を割かれる、面倒くさい、に尽きるでしょう。

この点があるため、社長のなかでも経理を自分で出来るという方は限定されてしまいますね。会社の規模がまだ数人であるとか、始めたばかりであるなら、まだ余裕があると思います。

出来そうだな・・・と思えば、やってみる価値はアリです。

社長が経理をやれば業績が上がる?

ここまで社長が経理をやるメリットを中心にみてきました。

私が知りうるところで、社長が自ら経理をやっている会社は、規模からすると1人社長の会社から、従業員30人規模の会社までありますね。

規模が小さい会社であれば、社長は現場や事務や経理を一括してやっていますし、規模が大きくなると細かい事務は誰かに任せて、会計ソフトへの処理を中心とした経理だけをやっていたり・・・様々です。

これらの、規模は違えど社長が経理をやっている会社ですが、実はどれも売り上げもそこそこに、常に利益を出しています。

中小企業というと、仕事を受けて回すことが目的になってしまい、利益の確保がおろそかになることが多いです。とにかく仕事をとる・・・が実は赤字であったという事があり得ないこともありません。

社長が自ら経理をやっていれば、この値段では受けられない、この値段ならOKという線もすぐに把握できるため、数字にシビアになれます。会社の数字をライブに把握していれば、世間や業界の動向から数字の変遷まで、いろんなことをライブ感覚で把握することが出来、利益体質にもつながるのでしょう。

社長が経理をやれば、業績が上がる・・・実はこれも結構高い確率なのかもしれません。

特に、同族会社で代がわりを予定してる社長は、後継社長にはやらせるようにすると、今後効果が期待できるかと思います。

それでも忙しすぎて経理までは出来ない・・・ということであれば、ある程度経理に首を突っ込む・他の部署からの書類を早く回すなどの経理に協力することで、経理をすることで得られる効果が少しでも期待できるかもしれません。

編集後記

昨日は一日自転車で移動してました。

昨日まではなんとかギリギリ暑さはしのげましたが、今日からは梅雨明け本番、暑さに熱さにやられそうです。

週末はブックオフオンラインで注文したマンガも届くので楽しみです。

しかしちゃんと来るのかな?

水曜に頼んで、昨日木曜の段階で発送してないので、結構遅いかもですね・・・。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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