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経済実体が分からなくて税務処理に困る税理士はマンガでもなんでも読んで叩き込む!マンガ、インベスターZで分かる株と投資。

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最近読んでいる、インベスターZというマンガ。

私立中高一貫学校の秘密の投資部が舞台の話です。

これを読んでいると、株や投資のことがよくわかり、正直実体はそこまで理解できていなかったけど、税務処理だけは知っていたということも、それがどういうものか分かり、結構ためになっているというわけです。

こうやって、税務処理は分かるんだけど、経済実体そのものについては何だかよく分からないってこと、割と税理士には多いのではないか?

今日はそのあたり考えてみましょう。

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インベスターZ

最近読んでいるマンガ、インベスターZ。

私立中高一貫学校の秘密に存在している投資部の話です。

主人公の中学生財前が、投資部の活動として株や投資をし、知識や腕を高めていくなかで、その都度いろいろなトラブルや悩みにぶちあたり、失敗と成功を繰り返していくというストーリー。なかなか読めます。

投資部という舞台設定であるため、株取引に関する説明や、市場や経済の話も織り込まれており、よくよく読み込まないと分からない部分もありますが、為替に関する話やFX取引についてもストーリーのなかで登場してきて、投資全般に関して理解が深まります。

マンガでここまで突っ込んでくるか?というほどの内容だと私は思っているわけですが、このインベスターZは、数年前にドラマ化までされて、マンガでも結構有名となった東大受験マンガのドラゴン桜を描いている、三田則房さんが作者なんですよね。

ドラゴン桜のときも、ある程度マンガではあるから誇張している部分はあるにせよ、受験エッセンスが細かく出ていて、なかなか深いなぁと思ったわけで。

今回も、いま読んでいるインベスターZで、株や投資に関していろいろと分かった部分があり、正直知らなかったことも分かり、証券取引関連の税務処理の理解が進みそうです・・・。

株以外でも、経済取引が複雑で特殊だったりすることで、税務処理にも影響してくることは結構あるかと思います。税判断だけではダメで、その実体をつかまなければいけないことも多いのです。

税務判断には、それが何か、実体を知る必要がある

税理士試験で勉強したり、実務研修会で勉強したり、仕事をしながら実務で体得したり・・・と税務判断をするための知識を得る場は多くあります。

ただ、私が普段接している税金・会計は実際に存在する経済実体をベースとして、その基礎があってその上にはじめて存在するものです。

税金・会計の下のベースである経済実体の多くは、これまで生きてきたなかで知ったことや、ニュース見たり、仕事を通して顧客と接したりしていくなかで、培われていくものです。

しかしながら、通常のラインで仕事をしていては、その経済実体を知ることが出来ないという事も多くあるわけです。自ら調べなければ、その実体を知ることが出来ないということ。

たとえば、

・株、投資信託、FXなどの証券投資

・エコ住宅や認定住宅や改築

・医療費控除の介護方面

など

なかなか、自分がそういう状況に置かれていなければ分からないことや、自分が主体となって体験したり、そういう立場に立つことで分かるということがいくつもあります。

株や投資も、誰もかれもやっているものではないので、やっていないと分からないことがあります。

住宅の新築で、エコ住宅や認定住宅で税額控除が優遇されたりしますが、そのエコ住宅や認定住宅というものも、実際に建てた人でないと分からないことがあります。

医療費控除の介護方面も、家族にそういう立場の人がいないとわからないことがあります。

こうやって、いろいろと分からないことがあるなかで、税理士業務の中では、その立場である顧客の話と、持参した書面と税務指針とを付け合わせて仕事をするわけですが、その付け合わせが、実際の実体を知らないと出来ないことがほとんど、というか出来ないので、メーカーや証券会社の連絡をとったり、調べたりしながら、当事者レベルまで持ってきて、ようやく税判断が出来るくらいに理解することが出来る。

こうやるのが筋ではありますが、もしかしたら力技で、実体を知らずして処理をしている税理士もいるかもしれませんね。

今回、インベスターZで投資を学ぶ、ということをしてみましたが、マンガでもなんでも良いので、実体知識を叩き込んだうえで、税判断まで持っていきたいし、私はそう思っています。

実体が分からないことは、いくら税法や解説を読んでも理解できないものです。

実体が分からないから分からない税理士試験理論

ここまで、税理士実務での実体把握について考えてきましたが、この実体が分からないことでしんどいのは、税理士試験受験生も同じでしょう。

様々な科目で、いろんな理論がありますが、だいたい覚えにくい、つかみにくい理論は、経済実体が分からないからそうなってくるんだと思います。

例えば、私が受験生時代にトンチンカンで今もトラウマなのが、法人税の信託関連の理論。

講師が説明はしてくれましたが、講師もよく分からないなかで説明をしているためか、受講生の僕は余計に分からずに、しかも学生の時分ではなおさら分からんでしょう。

結局実体がわからないためか、最後までサッパリ分からないことリストに残されたままです。

ついでに法人税で考えると、組織再編関係も実体がわからないグループに入ってくるでしょう。

合併や分割までは良いんですよ。しかし株式交換・株式移転・・・うんちゃらかんちゃら。

もう実体はつかみきれません。一度は理解しても、現実離れが激しくすぐに忘れてしまいますね、

連結もそうだし、もしかしたら圧縮記帳も場合によっちゃそのグループかもしれません。

圧縮は布団圧縮袋をイメージしちゃってどうもダメなんですが、買替やら保険やら国庫やらなんやらたくさんあるし、とくに圧縮特別勘定をやられると実体から浮いてしまって、ダメですね。

理論でどうしても分からないということは、実体が分かっていないからかもしれません。

まずは理論を押さえることが先決ですが、押さえるべきことで実体が分からないことは講師に聞くかしてみましょう。クセのある講師なら知っていて、教えてくれますよ。

クセののない講師は・・・。まぁやめときます!

編集後記

今日は税理士会支部主催の研修会の手伝い。1日コースです。

税理士会に入ると支部活動があって、まぁいろいろやることが出てきます。

とはいえ、ネタも仕入れられそうなので前向きにやってきます・・・!


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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