「この支払い、経費で落ちますかね?」という質問はよく受けます。
このとき、「経費なら落ちますよ」と伝えています。
経費とは、そもそも仕事に関係のある支払いをいいます。
仕事に関係があるのであれば、経費として落ちる、というわけです。
今週号のAERAを読んでいると、おもしろい記事が載っていました。
あるフリーランスの方のコラムで、フリーになって初の確定申告を通して、
「経費を考えることで仕事を考える」という内容の記事があったのです。
経費とはなにか?は、同時に仕事とはなにか?でも、あるのです。
仕事に関係があれば、経費となる
経費は落ちるとか、落ちないとかではなくて、経費であれば落ちる。
そもそも、仕事に関係がなければ、経費とはならないという意味です。
そういったことについて、以前ブログに書いています。
経費は「落ちる」とか「落ちない」とかじゃない。経費であるなら落ちる。
このように考えているところに、AERAでおもしろい記事を見つけました。
稲垣えみ子さんという方のコラムで、長く連載されているものです。
昨年、フリーになったばかりということで、はじめての確定申告を迎えたという記事。
確定申告の準備で、依頼した税理士さんと話をするなかで、仕事に関係する経費を考えるうちに、仕事とはなにか?自分とはなにか、というところにまで考えを巡らせてしまったそうです。
確かに、経費が仕事に関係のある支払いであるなら、仕事とはなにか、ということまで含めて考えなければいけません。
私が考える経費論の、さらに一歩先を行った考えに、読んでいて興味津々でしたね。
しかしながら、仕事とはなにか?ということを、真剣に考える機会として、経費とはなにかを考えるのは、実は大事なことなのかもしれません。
仕事を考える
経費とはなにか?仕事とはなにか?
支払いのうち、どこまでが経費なのかを判断するためには、自分の仕事はどういったものであるかを決めなればいけません。
通常、経費は、売りを立てるためにかかった費用ですが、これから売りが立つ予定であるものや、売りを立てていきたいものまで含めて、経費といえます。
そのあたりまで含めて、自分の仕事とはなんだろうか?と考える。
そして、自分はどういう仕事をしていきたいのか?そして、どのような仕事をやっていくのか?スタンスや軸といったものまで、考えは膨らむかもしれません。
仕事について考える機会って、実はあまりないように思えます。
日々の仕事を回していくこと、改善すべきことの対処はあっても、仕事についてじっくり考えるという機会は、なかなかありません。
そんな、あまり考えるタイミングがない仕事について、考える良い機会として、経費とは何かを考えることが大事になるように思えます。
今後、自分が提案できることとして、「経費とはなにか?は、仕事とはなにか?である」として考えてもらうようにすると、プラスな気付きを得てもらえそうです。
新たに提供してみたいと思います・・・!
まず、考えてみること自体が大事
仕事について考えると、まずは今やっている仕事を見つめるところから始まるかと思います。
そして、実はやりたいと思っていた仕事を思い出したり、本当はやめたいと思っている仕事があることにも、考えが及ぶかもしれません。
この考えることを経て、実際に新しい仕事に取り組み始めたり、ある部分の仕事をやめるキッカケになることもあるでしょう。
これはこれで、望ましいですが、大事なのは、とにかく考えることそのものだと思うのです。
仕事について、考える機会を得て、考えを巡らすことで、実際に行動を起こさないにしても、ちょっとした変化は期待できます。
小さい気付きや、小さな改善があるかもしれません。
それほど、仕事について考える機会というのは、わざわざ確保しないと生まれないという気がします。
そんな、わざわざ作らないと生まれない、仕事について考えるキッカケを、仕事の経費とはなにか?と考えることから得る方法、活用してみる価値はありそうです。
編集後記
5月から、新しい動きがいくつかありそうで、そのためのインプットに励んでいます。
読書や勉強は、目的があると加速しますね。
ただ、楽ではないのですが・・・!