やりたいことは山ほどあります。
あれもやりたいし、これもやりたい。こっちもあっちも気になります。
ただ、時間は有限であり、むしろ少ないです。
少ない時間でやりたいことをやり切る。そのために工夫していることがあります。
いくつも・何でもやらない
限られた時間、リミットが決まっている人生で、いろいろやりたいと思う自分がいます。
それは仕事も、遊びも、学びも、どれもです。
やりたいことはあるけれど、やりたいことを何でもできるわけではありません。やれるものしかしやれません。
限りある時間のなかで、どうやってそれをやるかといったとき、少なく・いくつかをやるというようにしています。
手に負えるいくつかだけを同時にやり、それ以上はやらないというやり方です。
いくつもやろうとすると、何もやらない
セミナー組みたい、企画したい。新しい形式での個別コンサルティングやりたい。いろいろな人と話がしたい。ランニングしたい。本を読みたい。セミナーに参加したい・・・。
やりたいことを考えると、考えれば考えるほど、無限に浮かんできます。
仕事も遊びも、やる前は希望に満ちるもので、楽しさしか感じません。しかし、実際にやってみると大変な部分もあり、完遂するのは容易ではありません。
この罠にハマって、この夏にいろいろな事に手を出しまくって失敗しました。出来ることとやりたいことのキャパが合わなくなってしまったのです。
新しい事務所の設立とその準備、ホームページの作成。セミナーにも参加し、夏なので遊びの予定もそこそこありました。そして本も読みたかったので、数冊を積ん読していました。
しかし、夏がある程度過ぎ去り、手を付けたは良いが、かじって終わっているものがいくつかありました。「むむ・・・これはいかん」と思うと同時に、キャパオーバーなものを手放すことで折り合いをつけました。
優先順位を考え、具体的に手放したのが「FP2級受験」。5月に3級を難なく突破し、9月に2級を申し込んでいました。テキストも買い、申し込み、少し手はつけていました。
FPを含めいくつも同時並行でやっていたことで、全体的になかなか進まなくなっていました。これが問題で、いくつも抱えると面倒くさくなって、どれもやらないということになってしまったのです。
何となく手は付けますが中途半端。停滞していました。これはマズいと思い、敗北感は感じながらも手放すことにしたわけです。。
その後、片がついたこともいくつかあり、手放したことも相まって、落ち着きました。
やりたいことがあっても、いくつもやればキャパを超え何もしなくなります。目の前にふらーっと浮かんでくると気にはなりますが、今していることじっくりやって、そのあとに次という形で取り組む方法が、なんだかんだいって正しいということを学びましたね。
こうしたことがあったので、いくつか少しを、じっくり取り組むことにしています。
「吸うより吐く呼吸法」のようにやる
時間がないと、やりたいことにいくつも手を出してしまうところを抑えて、出来ることをじっくりやる。
当たり前といえば当たり前ですが、案外気づかないものです。
増やし過ぎない。本も次から次に買わない。
これを思った時、いつだかマラソンのコーチから教えてもらったことを思い出しました。
「走るときの呼吸は吸うより吐くことが大事」ということです。
走っていると、だんだんしんどくなって、息が荒くなってきます。こうしたとき、息を吸うことはしますが、案外吐くことがおろそかになっているということでした。
吐くことで肺が空っぽになり、そこで思い切り吸うと新しい酸素が取り込まれて、走る活力になるというわけです。
これを意識して、以前30キロレースで3時間切れたことがありました。それを思い出したのです。
吸うことだけでなく、吐くことも大事。
やりたいことはどれもやるのではなく、いくつかをじっくり。
この二つが少し似ているような気が・・・。考えようですが、こう考えると何事も取り込みすぎない。手放すこと、出すことも大事に思えます。
多くを抱えない。できることに集中することで得られるものはあります。
編集後記
今朝は7時から、11月に参加する駅伝大会の打ち合わせ。
走るわけでもなく、7時。
まぁ朝の方がいろいろ、サクッと決まるので良いのですが。