確定申告は、日々の経理をまとめたものを、基本に税額計算をして行います。
2018年のものであれば、2019年の2月である今頃、振り返って見直しをして、そろそろ申告完了という方がいることでしょう。
その過程で、経費かどうか、そうでないかが曖昧な領収書が見つかる場合もあります。
そんなとき、もしそれが経費にならない支払いなら、経費でいけそうだと思っても、入れるのはやめましょう。

経費にならないものは、経費にはしない
2018年の確定申告。私の分は、2月の頭に終わらせ、先日、源泉所得税の還付を税務署から受けて、ひとまず完了しました。
経理は、日々やるようにしていて、2018年の分は年末にほとんど終わっていて、個人のカードで払っているものや12月末に現金で払った少しのレシートの処理をするまででした。
仕事用にしているクレジットカード、預金からの支払いや引き落としは、考えるまでもなく、すべて経費になるものだけにしています。
私はクラウド会計推しであり、自分でクラウド会計を使っているので、キャッシュレスを心がけているため、現金払いはとても少ないです。
ただ、少しだけあります。レシート、領収書の類です。
私の税理士の仕事はひとり仕事なので、財布に仕事のレシートと、個人的なレシートが入っています。いずれも、使うのは私です。
明らかに仕事のための支払いは、何の迷いもありません。仕事なので、経費です。
一方、個人的に買ったレシートの処分をしながら、
「これは経費でもいけるかも・・・」と思うレシートが出てきます。
そんなレシートがあったとしても、経費には入れないようにしましょう。
「経費でいけそう・・・」は、判断基準を鈍らす
「経費でいけそう」
そんな支払は、経費に入れるのはやめておきましょう。
私の場合、そんな支払はすぐに経費からは除いています。
特に、ひとりで仕事をするフリーランスや個人事業主、ひとりで会社を経営するひとり社長の場合、自分≠仕事であり、個人と仕事の境界線が曖昧です。
経費でいけそうなものを、その曖昧さを利用してすべて経費にするとなると、本当は経費のつもりで払っていないものでさえ、経費にしてしまう可能性があります。
飲み代。
備品代。
交通費。
曖昧だからこそ、経費でいけそうなものは除いた方が良いでしょう。
本来は経費でないもの支払を経費にするのは、単純にズル、ダーティープレイです。
そして、それをやることで、本当は何が仕事で何が経費なのか、訳が分からなくなります。
判断基準を鈍らせるのです。
判断基準が鈍ると、税務調査で説明がつかない
ここで、あえて税務調査を意識してみましょう。
税務署の調査があると、正しいかどうかは別として、白黒はっきりつける必要が出てきます。
そこで、経費が問題になったとしましょう。
仕事であるということを説明することになるかもしれません。
そんなとき、判断基準が鈍っていると、明確な回答が出せない可能性があります。
「いやー、内心、本当は経費じゃない寄りだと思っているんだが、経費にしてしまったしなぁ」と思いながら、なかなか明確な答えは出しづらいものです。
曖昧なものを入れなければ、「ここまでが仕事だぜ!」という判断基準を持って、経費にしていることになります。
また、一度そうした支払いを経費にすると、エスカレートすることだってあり得ます。
一回も十回も変わらんだろうと思ってしまうわけです。
経費にならないものを経費にするのは、単純にズルでもあります。
格好つけのようにも見えるかも知れませんが、これが正攻法です。
編集後記(きのうの野田)
きのうは、週末恒例の畑へ。
夕方、だんだんと陽が伸びてきたので5時頃に行っても、まだ明るかったです。
風が吹いて寒かったですが、1時間少し作業を。
大根、ほうれん草、リーフレタス、茎ブロッコリーを収穫。
水やりと様子見を少しして、撤収。
土いじりは楽しいです。