売りで利益を作るのは、経費削減で利益を作るより、ずっとしんどいです。
経費削減もバカに出来ません。
売上と経費削減。利益へのインパクトは異なる。
言わずもがな、利益とは、売上から諸経費を際し引いた金額です。
売上がなければ当然、利益は生じ得ませんし、経費が多すぎては売上を食うので、利益は生じません。
当たり前ですが、利益を出すには売上を上げるか、経費を削るしかない。
先日、こういったブログを上げました。
隠れた固定費はあるか?固定費ではない、固定的な経費を減らして、利益とキャッシュを作ろう。
無駄な固定費があれば、とことん削ろうという話でした。
このブログで書いたのは、不要な固定費は知らぬ間に増えているもので、それは意識的になくそうと思わなければなくならないというものです。
しかしながら、経費削減と言うと、あまり前向きに見えないことも多いです。
会社の状況が悪くなってきたとき、有事のときにするのが経費削減という見方が多い。
さらに、「そんなん考える暇があったら、売上を上げた方が良いでしょ?」という声もあります。
ただ、売上を上げるのと経費削減とでは、それぞれ同じ金額であったとしても、利益に与えるインパクトは異なるものになります。
経費削減はダイレクト。バカには出来ない。
売上で利益を得るケースをみてみましょう。
売上を得る場合、その売上を得るのに、いくらかの経費が必要になります。
物を仕入れて売るなら、その仕入に係る金額が必要になります。さらに、そのものを売るために、必要な人件費や諸経費も掛かってきます。
売上を得ても、その売上金額がダイレクトに利益にはならないということです。
一方、経費の削減であるコストカットのケースはどうでしょうか。
ムダで、まったく使っていないサービスがあるとき、それを解約してしまえば、それ以後の月額利用料金の支払いは消え、なくなった金額がダイレクトに利益に影響します。
しかも、やめた後ずっと、です。
売上と経費削減では、同じように見える金額も、利益として見た時には大きく変わるということなのです。
だからこそ、経費削減はバカに出来ません。
有事でなくてもやっておきたい経費削減
コストカットした金額が、ダイレクトに利益に影響のが経費削減。
経費削減は、バカにできないものです。
さきほども触れましたが、経費削減というと、どうしても不調の時に洗い出してすることだという先入観があります。
そして、売上金額から見てしまうと、実際そこまでは多くないであろう無駄な経費を削ることに、意味がないように感じでしまうのかもしれません。
さらに、そういった経費は、解約するのが面倒とか、削るのにちょっとした苦労が必要だったりもするものです。
しかし、そうではあったとしても、経費削減ではダイレクトに利益が得られます。しかも、削減後は未来永劫です。
おそらく、本当に不調の時は、経費削減すらするパワーがないかもしれません。そして、垂れ流してしまうでしょう。
有事のときではない、好調のいまがそのときです。
編集後記
昨日夜は、赤羽雄二さんの「最速成長」ワークショップに参加。
赤羽さんのワーク、セミナーは超高速で進んでいき、意見交換が凄かったです。
久々に刺激を受けました・・・!