資格試験は、基本「手段」と捉えよう。資格を「目的」としないことで、先は開ける。


先週の編集後記でも書いたのですが、急に思い立ってFPを受けることにしました。

今後、やっていきたい方面を検討したときに、FPの知識がちょうど良い気がしたのです。

今回、FPという資格試験を、学びの手段と考えたのですが、FPはじめ、資格試験は、基本的に「手段」と捉えるのが正解だとおもっています。

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「暮らしとお金」について書くためのFP

ブログを書き続けていると、書けることの幅が広がってきます。

これまでを振り返ってみると、書き始めた当初はやっていなかったこと、考えてもいなかったことについて、いろいろと書いています。

ブログは、書いているうちに、いろいろなことを書きたくなります。

基本的には、やっていることを書くのですが、やりたいことで、これから始めるようなことも、書くことがあります。やるのが先か、書くのが先か、という感じですね。

今年に入ってからも、新しく興味が湧いたこと、考えたことがあり、そのなかの一つとして、「お金術」や「暮らしのお金」に関することがあります。

それについて、思考しているうちに、書いたのがこの記事でした。

 暮らしのお金を守る技術。惰性、クセで支払い続けている生活費を見直してみよう。

とりあえず、自己流でも良いから、自分が実践している事、考えていることを書いてみようと思い、書いたものです。

そのあとも、いくつか書いています。

カテゴリーで、お金術 として、設定しています。

日々使い、考える、お金についても、新たに自分の軸としたいと思うようになっていました。

私は、軸とするからには、表に大きく出す前に、とにかく多く書くということを意識しています。書いて出すために、学んで考えて、アウトプットする。

そのための素地・体系的な学びとして、FPを受けるのが良いのではないかと思ったわけです。

正直、FPの試験内容も、人から聞くには「簡単だよ」と言われたりするのですが、よくわからない。

FPがどうなのか調べるくらいなら、一度受けてしまおうと思い、テキストを買って、5月試験も申し込みました。

このように、ストレートに資格試験を手段として捉えたのは初めてです。

こうして考えてみると、資格は「手段」と捉えた方が、合格のためには良いように思えます。

資格は「手段」か、「目的」か

今回、私がFPを受けようと思ったのは、FPで出題される問題を解くことで、お金全般に関する、広く浅い知識を学びたいと思ったから。

資格試験を、「手段」として、捉えています。

資格試験については、それを取ることが、「手段」なのか、「目的」なのか、という話があります。

私は、これまでいくつか資格試験を受けてきました。

・簿記検定

・税理士試験

・社労士試験

私の経験上、これまでを振り返ってみて、うまくいった資格試験は、それが合格後にある何かのため、すなわち、資格が手段であった場合でした。

まず、簿記検定は2級までやりましたが、その先にある税理士試験のためというモチベーションがありました。大学1年から始めて、割とサクサクと2月検定までで、2級まで取ることができました。

しかしながら、次の税理士試験。これが目的になってしまいました。

その先を考えずに、税理士試験を受けて、資格を取ることが目的になっていたのです。

そのため、資格をとるバイタリティーが湧かず、なんとなくやって、最初の2年は成果なし。

そのあと、うまく勢いに乗れて、なんとか資格は取れましたが、実は危なかったのかもしれません。

そして、税理士試験の後、調子に乗って始めた社労士試験。これは結果としては落ちていますが、あくまで資格は手段として見ていました。

社労士資格を取って、助成金の業務をやりたいという考えがありました。そういう思いがあったので、社労士資格を目的と見るというよりかは、それでやりたいことがあるという気持ちがあり、モチベーションになっていたので、割とサクサク勉強は進んでいました。

ただ、あと少しというところで落ちました。

社労士試験は1年しかやりませんでしたし、その後再受験はしませんでしたが、あのときの、のめり込み方を思い出すと、手段と見ていた効果があったように思えます。

資格は基本的に、「手段」と見た方が良い

ここまで、資格を「手段」と見るか?「目的」と見るか?ということについて、見てきました。

資格を受けるのは、人それぞれですが、どういう経緯があっても、資格を手段と見ると同様に、合格後のその先を見据えておくことは大事です。

実は、こういうのには理由があります。

よく、「何かを変えたい」「新しいことがしたい」と言って、漠然と資格を取ろうとする方がいます。

こういう方の場合、資格をとれば、それだけで状況が変わると思っている場合があります。

ただ、資格はとるだけでは、ほとんど何も変わりません。

サラリーマンをしていてつまらないなら、何かの資格をとっても、その資格が関係する職場に転職するとか、独立するとかしないのであれば、ただ資格を持っているだけで、これまでと何も変わりません。

それに気付いてか、気付かずか、ある資格をとり、合格すればさらに別の資格へ・・・と、資格を取ることが目的になってしまっている方がおられます。

資格を取ることが好きで、それで充足感が得られているのであれば構いませんが、何かを変えたいと思って資格をとるのであれば、いくつも取ったところで意味はないでしょう。

資格は基本、「手段」として捉えるものです。

資格は、うっかりすると「目的」と捉えてしまうことも避けられません。

合格後に「手段」として取り扱うことが大事なら、勉強中もそれは強く意識しておきたいことになります。

合格のため、その資格で生きるために、自分にとって、どういう「手段」なのか、意識しておくべきでしょう。

編集後記

FP受験の申し込み、ネットで簡単、決済もコンビニで済んでしまいました。

本当にこれで受けれるのか?と思ってしまいました。(笑)

この勉強に関しては、短期で一気にやる予定です。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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