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また始まる新しい1年に向けての戦略・・・税理士講座の講師は、クセで選ぶ。

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今年28年の税理士試験、昨日で終わりましたね。

受験された方は、とりあえずひと段落して、今週末あたりに出る模範解答なんかを参考にしたり、講師にみてもらったりしながら、今年のデキを検討する感じになるかと思います。

そして、その結果をみて、果たして次はどうするか?新たに新しい科目をやるのか?

新しい科目を始めるのであれば、学校選びと講師選びがまたありますよね。

今日は、そんな税理士講座の講師選びについて、考えてみます。

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科目を決めたら学校選び・講師選び

やっと一年やってきた成果を出す試験が終わったとは思いますが、自己採点やら、模範解答の解説講座なんかを受け、その年のデキを把握し、しばらく休息とばかりに試験のことは考えない日が続くかと思いますが、時間は案外早く過ぎてしまうものです。

次にやる科目を決め、学校はどこにするのか?そして時間帯と講師はどうするか?

科目に関しては、とにかく自分でやりたい科目をやるので良いでしょう。自分がやりたい、やるべきだと思う科目をチョイスです。

そして、大原やTAC、LECのような受験予備校、どこにするのか?

おそらく、すでにどこかで受けているなら、そのままその学校で継続するというのが多数だと思います。何らかの理由で気に入らないとか、合わなかったとかのワケがあれば、学校を変えることもアリですが、特に理由がないなら、すでに受けている学校で継続する方が良いでしょう。

学校を変えるといろいろと勝手が違ってきます。テキストの構成や授業のやり方。施設やシステムの利用方法など。新たに取り入れなければいけません。特に理由がなければ、今の学校を基準にしてしまいましょう。

そして、その後にあるのが講師選び。

どの講師にあたるかによって、正直合格するかどうかに響いてくると思っています。

講師をどのようにして選ぶか、これは私の持論ですが、講師はクセで選ぶのが良いと思います。

2つのクセ-科目のクセ

2つのクセ、これは科目のクセと講師のクセです。それぞれみてみたいと思います。

税理士試験の科目には、それぞれの科目にクセがあると思っています。

そのクセをつかむことが、合格につながってくるというのが、私の持論です。

科目によってクセが強いか弱いかという差はありますが、クセが強ければ強いほどそれはつかむべきものです。

例えば、簿記論と法人税で考えてみましょう。

これらの科目は、基本論点を押さえて、個別問題を解き、簡単な総合問題を解き、答練を経て、応用の総合問題を解いて・・・と繰り返す過程を繰り返して直前期を迎えます。

直前期の前まで、しっかりと基本的な論点と問題の解き方をおさえるために、専門学校が用意した問題は、解かせる問題です。

しかし、本試験の問題は、落とす問題・解かせない問題であるため、その科目のクセが出てきます。

直前期までは、割と順調に問題を解けていたのに、本試験をまねた直前答練や、過去問解きを解く段階になると、とたんに手が止まることがあります。

本試験問題には、なにやリズムや雰囲気が独特な部分があって、いまいちそのクセをつかみにくいというのが実情です。

そのクセを、なるべく早いうちにとらえられるようにするために、そのクセを伝授してくれる講師を選ぶべきだと思っています。

-講師のクセ

地域や学校にもよりますが、講師の選択肢がある場合には、どの講師で受けるかということはしっかり考えてみた方が良いでしょう。

私が受講していた大原の東京水道橋校は、平日朝と夜、土曜ロング、日曜ロング、と選択肢が多かったです。それだけ講師の数が多いわけですが、他では選択肢は2つ・・・という場合もありますし、働きながらであれば当然、平日の朝に受講は困難です。

自分の都合と照らし合わせて、出来るのであれば良い講師で受けたいものです。

ひとことに講師といっても、いろいろなタイプがいます。

・テキストをただ読むだけの講師

・理路整然とスマートに解説、講義をする講師

・熱血系

などなど

まぁ好みはありますが、ただ読むだけの講師は困りますね。結構いますが。もしただ読むだけ講師にあたったら、時間を変えるか校舎を変えるかして、変えた方が身のためです。

そして、この講師選びで私が基本軸としたいのが、講師をクセで選ぶということ。

すなわち、その科目のクセをしっかり叩き込んでくれる講師が良いということです。

さきほどの話ででた簿記論や法人税は、特にそのクセを教えてくれる講師に出会っていたから合格度を上げられたと思っています。

特に法人税ですが、とにかくどうやっても受かる気がしませんでした。法人税は3回受験していますが、1年目は大原で有名なカリスマ?講師で受講(今もいる講師)、2年目は理路整然とスマートに解説する講師(もういない)、3年目はクセのある講師(もういない)で受講していました。

クセを教えてくれる講師は、同時にその講師そのものも、クセのある人物であることが多いです。簿記の講師も法人の講師も、いずれもクセが強い人物でした。だから、クセのある講師と言っておきます。

クセのある講師は、その科目のクセ、すなわちその科目はどういうものであるかという考え方も、テキストの各論を授業する合間によくしていました。テキストをなんとか終わらせるという焦りで授業をする講師がいる反面、クセのある講師は雑談・フリートークが多いです。ただ、ただのおしゃべりではなく、その科目のエッセンスを雑談形式で話すわけです。

また、構造や解き方が難解な項目に対して、テキストではとにかく形式を押さえようという部分も、クセのある講師は、独自の分かりやすい考え方を持論展開してきたりもします。正直いって、よくわからないものを形式で押さえようにも、よくわからなんだから、形式すらもすぐに忘れたりしたものです。持論展開でも、答えにこぎつけられれば、それはそれでOKでしょう。

その科目がどういうものであるかという考え、そして項目ごとにとらえやすくする手法を教えてくれる講師は、よほど勉強しているということでしょう。そのため、クセのある講師は少ないです。

テキストの勉強に、授業に、採点に雑務にと・・・講師は忙しいようです。激務ともいえるでしょう。そのなかでもクセのある講師になるとなれば、よほど勉強しているはずです。

本質まで含めて、しっかり教えてくれるクセのある講師、自分でリサーチしたり、受験仲間から聞いたりして、たどりつけたら受講してみましょう。

ただ、その講師そのものも、クセがありますけどね・・・!

ただ、生半可なやり方では、最短1年、あるいは2年3年でも自分なりの最短距離で受かることはできません。自分の環境・やり方・過ごし方・そして学校・講師まで含めて、クセを克服、突破することが合格に通ずると、持論ですが思っていますよ!

編集後記

話の続きになりますが、簿記論のクセのある講師、専任講師をしながら大原会計士講座の通信講座を受講していると言っていましたね。

ちょうどその頃、連結の問題が出始めてきた年で、連結が合否を分ける年でもありました。それより以前から、会計士試験では連結は当たり前にでていたもので、ちょうどそのクセのある講師が会計士講座で学んできた連結の解き方のテクニックが功を奏して、その年はぶっちぎりで受かりました。

会計士講座を受けるというクセ、おそろしい・・・。(途中で講座の受講は断念したそうですが)

クセのある男を目指したいと思います・・・!


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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