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複雑な会社の税金会計は、感覚でつかんでから理解すればうまくいく!

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会社の税金や会計はどうも複雑です。

これまでもこのブログ内で、会社の税金や会計に関する記事もいくつかあげてきました。

税金や会計が複雑でよくわからないというのには、単純に制度が難しいとか複雑だからということでもないように思えます。

ちょっとした考え方の転換で変わるかもしれません。

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なぜ会社の税金会計がわかりにくいのか?

会社の税金会計が示すものとして最も重要なことは、売上はいくらで経費はいくらとなり、その結果、利益がいくらになのか、そして、その利益で税金はいくらになるか?というところかと思います。

シンプルに考えれば、

売上 - 経費 = 利益

利益 × 税率 = 税金

ということになります。

シンプルに表してしまえば、この2つの式に集約されてしまうわけです。

誰でも分かりそうですし、当たり前といえば当たり前ですね。

ただ、実際はそこまでシンプルには出来ないのが現実です。

シンプルにできない理由として、上記に示した (売上 - 経費) の考え方と範囲の問題があるわけです。

会社の数字(貸借対照表や損益計算書など)は、一般的に会計基準というものに準拠して作られています。基本的には、会社の経済実体をとらえて、売上や経費を管理して、区分し、利益を計算します。期間損益の考え方があるので、どこの期にその売上が帰属し、経費はどこの期かという制約はありますが、基本的に対価でもらえば売上だし、対価で払えば経費です。

この、利益を計算して終わればよいのですが、会社は税金を計算して税金を納めます。ここに、シンプルを崩壊させるポイントがあります。

会社が一般的に利益を計算する会計基準の考え方がある一方、税金計算上は、税金計算のための利益を計算する方法を持っています。

会計上の 売上 - 経費 = 利益

税金上の 売上 - 経費 = 利益

これら2つは、≠であるということ、似てるけど違う。

そのため、会社の決算書の利益が、そのまま税金計算上の利益とはならないという状況が起きます。

具体的には、会社の決算書の最終利益金額に、法人税の申告書で、税金計算上認めない経費をプラスしたりすることで、税金計算上の利益を確定させ、その金額に税率をかけて税金を計算したりするわけです。

これだと、決算書の利益と、税金計算上の利益が異なり、特に期中に試算表での暫定利益の確認と予想納税額の予測がたたないことになります。タックスプランも立ちませんよね。

この問題があるため、中小企業では通常、はじめから税金計算上の考え方で、数字を組んでいきます。実際の経済実体を帳簿に記載するのではなく、たとえば経費となるやり方で行動するなど、税金計算上の考え方で経済活動をし、ある支払いを経費とするように動いているわけです。

ただ、実際はそこまで理解されていない方が多いのが本当のところで、だからこそよく聞く話で、「これは経費になるかな?」ということになるわけですね。

経済実体を主体とした会計上の考え方と、これとは異なる税金計算上のルールという2つの考えがあるために、税金会計はよくわからないということになってくるのです。

会社の税金会計は感覚でつかむ!

会社で、税金計算上で経費となるかどうか、それを簡単に把握するのは案外難しいです。

会社の税金についてのハウツー本が出ていますが、それに出てくる各項目を全部おさえるというのは、建設的ではありません。

売上や仕入れや棚卸はこうで・・交際費はこうして・・・償却は・・・と会社の数字はめまぐるしいです。

全項目をひとつひとつおさえていくのは難しい。

ここで、会社の税金会計は感覚的にとらえることが大事になってくるんじゃないかと思うわけです。

やはり、物事をとらえるという場合には、例え話とか、あるあるとか、全体像や概要をつかんでからの方が分かりやすいです。細かい論点を押さえて全体を制覇するより、全体をざっと見てからのほうが理解は進みますよね。

先日あげた記事で、

既定路線を好む会社の会計税金。期末に利益が出そうでなんとかしたい・・・は、なかなか難しい!

というのがあります。

会社の税金計算上の考え方は、基本的に既定路線好みです。急な方向転換はできないようになっています。

この考え方で、一気な節税はなかなか難しいという考えと、どういう項目がそれに影響してくるのか書いた記事です。

これは、こういうものだという感覚でつかんだ上で、それぞれ関連してくる論点をつかんで理解するというやり方です。

専門家に問い合わせるときや、本で調べるときも、その結果を聞くだけでなく、これはこういうことでこうかな?という、なんとなくでも形をつかむようにすると、自分で分かるので、何度も同じことを聞かずに済むかもしれません。

当ブログでも、この感覚で税金会計をとらえるというセミナーを予定しています。

詳しくは 10月14日 税金会計セミナー

こういう感覚・考え方のような話+よくある税金ネタを絡ませながら進めていく予定です!

感覚でとらえるのは実は大事

今日は、会社の税金会計は感覚でつかむということで、感覚感覚・・・と何度も出てきましたが、税金に限らず、感覚でなにかをとらえるのは、何事も重要ですよね。

誰か紹介してもらうときも、略歴や趣味を見て、イメージを言葉で聞くよりも、写真を見たり実際に話してみて分かることは多いかと思います。

これはどこかよその国のことについてもそうでしょうし、感覚というかイメージというのは実はけっこう大事なんじゃないかと思うのです。

そもそも、税金を感覚でとらえる、と考えついたのも、先日書いたブログ記事からきています。

自分の仕事の感覚、税理士でいえば会計税金をとらえる感覚を言語化するのは難しい!

納税相談や面談のときに、わかりやすく伝えるには、自分がそれをどう考えているかということを、頭で感覚でつかんでいるだけでなく、引き出して、言葉や文字にしてとらえてみるのが効果があるのかも・・・という発想が浮かびました。

それで試しにいくつか引っ張り出してみたら、案外いくつかあるものだなと・・・。

この感覚についてはもうちょっと追求してみたいと思います・・・!

編集後記

すっかり雨、秋です。

この3連休の週末は、走ったりジム行ったりしようとはりきっていたところ、風邪気味で休んでいました。

休みの日は気が緩みます。

週明けなんで、切り替えます!


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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