先週と、その前の週にひとつ。確定申告期の無料税務相談会に参加してきました。
確定申告のこの時期になると税務署や役所の一角で行われている申告コーナーで行われています。
これに参加することで得られることがあることから、毎年欠かさず参加しています。
確定申告期の無料税務相談に行く
確定申告時期になると、税務署や市役所、特設会場と、いろいろな場所で確定申告の受付や相談コーナーが開かれています。
会場では、税理士による無料税務相談を受けられるコーナーがあることが多く、その相談要員として、参加してきました。
今年は、さいたまスーパーアリーナ会場に行ってきました。
今日は3月12日。15日が申告期限までなので、15日まで特設会場はあるようです。
こうした相談会場では、申告をしたいという方が申告できると同時に、相談にのるこちら側からしても、得られることがあるので、積極的に参加することにしています。
一日に10名程度の対応で、鍛えられる
スーパーアリーナの会場では、長机とそれを挟むように両側にイスが数個。税理士20名程度での対応でした。
そのコーナーに、次々と相談者の方が訪れます。
確定申告期の相談という事で、あくまで相談内容は個人の所得税に限られていますが、それだけでも色々な相談を受けます。一日に、10名程度は対応したでしょうか。
参加することで、まず相談要員として得られるのが、鍛えられるということ。
事業や不動産賃貸をしている人から、パート収入での税金還付、会社員の方のローン控除までさまざま。
正直なところ、一発で即答できることだけではなく、調べて対応することも少なくありません。
今回も2ケースほど、調べて対応という事案はありました。
そして、相談者の方は次から次と訪れるので、割とスムーズに進めていく必要もあります。
即時の判断とスピードも求められるというわけです。税理士として対応しているので、あくまで確実に、ですが。
こうして対応することで、相談に乗るこちらとしては鍛えられることになります。これがあるから、参加せずにはいられません。
税金は分かりにくいものあると、再認識するため
参加する意義として、もうひとつ。
それは、税金は分かりにくいものであると、再認識するため。
というのも、税金や経理を仕事にしていると、毎日、税金や経理に触れていて、そういったことを考えているので、税金というものが当たり前な存在だと思っています。
下手すると、誰しもが税金には精通していると思い込んで話してしまったりすることも、なくはありません。そうなれば、相手は「?」となってしまいます。
税金は誰しもに関係があることではありますが、自ら商売をやっていたりする場合を除けば、確定申告や税金が身近という方はそう多くありません。
相談要員として相談に乗ることで、普段税金に触れる機会が少ない方とも話すことができます。
どういったことが分かりにくく、どの点は知られているのか?そういった勘所が得られます。
それは、フィールドを自分の仕事場に移しても、大きく役立つチカラになります。
そして、単純に楽しい部分もある
最後にひとつ。
一日に10名ほど対応する中では、いろいろな方と話すことになります。
申告に必要なことから、仕事の内容や扶養家族の有無などについてもお尋ねするため、相談を受けつつ様々なお話を聞くことができます。
そういったなかで、「こういう仕事もあるのか」「この仕事、こういう悩みもあるものか」といったお話があり、勉強になることは多いです。
手は動かしつつではありますが、そうした話を聞けるのが単純に楽しいという部分があります。
得られることと単純に楽しいということ。毎年数日ですが、これがあるので参加しています。おそらく、来年も参加するでしょう。
編集後記
昨日は思い立って、夕方から15キロほど走ってきました。
新しいシューズに替えてから、10キロ超えて走ったのがはじめてだったからか、足裏にまめが・・・。途中で痛みを感じました。
そんなこともあり、どっとくたびれて、23時すぎに寝て一瞬で落ちました。その甲斐あってか、今朝は目覚ましなしでサクっと起床。
今日は調子良さそうです。