「いまよりもお金を稼ぎたい」という話は、いろいろな場面で見聞きします。
自営業、会社勤め、副業など、お金を稼ぐ場面はそれぞれですが、どの場面にしても稼ぐために手っ取り早く何か始めたいということであれば、まずは読書だと考えています。
「お金を稼ぎたい」
どうしたらお金を稼げるか?
こう考えている人は多いと思います。
税理士という仕事柄、会社を経営する社長や個人事業主・フリーランスという、自営業者のかたと話をする機会は多いので、ビジネスという観点で売上・利益を上げるという意味でのお金を稼ぐにはどうすれば良いかという話をすることがあります。
また、仕事以外でも理由を問わず、お金を稼ぎたいという風なことを友人や知人から聞くこともあり、SNSをはじめネット情報を見ていても、そうした投稿を見る機会は多いです。
そうした情報のなかには、これは真偽が判断付かないなと思うものや、怪しそうな商材(これで稼げるセミナー的な)もあるわけです。起業系だけではなく仮想通貨投資などもありますし、今はとにかく範囲が広がっています。
お金を稼ぎたいと思うとき、漠然と一発当てる的なものを想像します。しかし、私が考える「稼ぐ」は、かなり地味なものです。莫大な巨額を当てるというのは、なかなか現実的とは言えないと考えているからです。
そもそも、稼ぐというのは、1円でも稼ぐと言えます。1円稼ぐのだって、大変ですよ。
私が考える稼ぐというのは、1円でも稼ぐという地味な観点での話です。ただ、持続可能性から考えれば、地味だからこそ、継続しやすいはずなんですね。
そして、1円でも多くお金を稼ぐために何をしたら良いかのかという話ですが、冒頭にもあるとおり、読書をすることを推しています。
もし、稼ぐために何をしたら良いか分からないというのであるならば。
考えるだけで結局なにもやらないなら、読書をしてみる
自営業であれば、事業の売上を上げて利益を得る。
会社勤めなら、なんらかの方法で給料が上がるようにする。
副業ならば、自営業と同じように売上を上げて利益を得る。
いずれも、うまくいけばお金を稼ぐことができます。
ただ、どれにしても、お金を稼ぐには「考えているだけ」ではなく、何らかのアクションを起こさないと、稼ぐ方向に全然向かいません。何もしないなら、現状維持か下降するかのいずれというのが、現実的です。
稼ぎたいけど何もしない理由は、
・何をしたら良いかわからない
・しようとは思うが、踏ん切りがつかない
というケースが多いんじゃないかと思います。
私の経験上、いずれのケースにせよ、読書をすることで前進しました。
まず、少なからず稼ぎたいという思いがあると、自分なりに「これでいけるんじゃないか」という方向付けが小さくてもあるはずです。その状態で、書店に行くと、タイトルが引っかかってきます。
もし全く、自分なりの取っ掛りがなくても、表紙を眺めているうちに、なにかがあるはずです。
「これ読んでみよう」
「これ気になるな」
という本が目につきます。
こうした本をとりあえず何冊か買って読んでみるわけです。
一般的なビジネス書や実用書は、一冊あたり1500円~2000円ほどです。5冊買っても、一万円はいかないでしょう。
少なくとも1万円以上を稼ごうと思うなら、それくらいの出費は欠かせないと思います。
読む→意識する→焦る→動く
稼ぎたいと思いつつも、何もしないのであれば、読書をしようという話ですが、期待しているのは以下の流れです。
本を読む→何かを意識する→なんだか焦ってくる→行動する
本来は、行動の部分が大事で、それだけでも良いのですが、ここにこぎつけるまでが難しい!
だから、動機付けをするために、この一連の流れを経るのが良いと思っているわけです。
ちなみに、どんな本が良いかというのに決まりはなく、仕事に直結する実用書でも良く、あるいは何となくやる気になるための自己啓発本だって良かったりします。
自分で書店で見つけてきた、稼ぐに当たってなにか関係しそうな本を読むと、何かやらないとだめだなと思い、小さなことでも始めたくなるものです。
ただ、焦るのですが、また結局何もやらない可能性はあります。
そうしたら、また読書から始めればいい。何もしないより良いはずです。
要は、自分で動き出そうという絶好のタイミングと、読書で焦ったタイミングがガチっと合うと、無事に行動まで持っていけるのですが、そのタイミングはいつか分からないので、読書で焦るというジャブを打ちまくるというイメージでしょうか。
意思が強ければ、読書もなしにいきなり行動すれば良いのでしょうが、なかなか簡単ではないことです。
もし、結局100回読んで、100回何もできなかったとしても、かなりの知見は得られています。無駄ではありません。
何もしないのではなく、なにかの行動に持っていこう
漠然とではあっても稼ぎたいな~と考えている人は多いのではないかと思うのですが、私も数年前に漠然となにかしたいなと思いながら様々な本を読みつつ、情報収集して、ブログを書き始めたという経緯があります。
私の場合は、ブログ書いてみたいとか、漠然と稼ぎたいなとか、色々が混ざった、なにかをしたいだったわけです。
ブログを書き始めて、ネット記事や雑誌の記事などに執筆もしましたし、仕事もいただくことができたので、地味ながら稼ぐことはできました。
この経験のスタートは、やはり読書だったかなと思います。私の場合は常に読み続け、いろいろ考えたり、新しいことを動くキッカケを得たりすることに役立っています。そして、地味ながら稼ぎに繋がります。
いまはSNSの情報もありますし、ネットの情報も多いので、それでもいいじゃんとなるかもしれません。
読書としているのは、本代という対価を払って、出版社を経てそれなりに情報が整理され確かなものとして発せられているものなら、確率が高いかなという印象があるからです。もしかすると、考えが古いのもあるかもしれませんが。。
読書をして動くというのは、頭で何かしようと考え、かつ実際に体を動かすということ両方が必要になります。
自営業ならば、既存のビジネスを広げたり、新規事業を開始したりする。いろいろな販促を試すというのもあります。副業も同じようなことになるでしょう。
会社勤めなら、自身の成績をアピールして給与を上げてもらうキッカケを作ることが大事になるかと思います。成績を上げるとか、現状あまり評価されていないなら、それを見せることも大事です。あるいは、転職も視野に入るかもしれません。
なんとなく稼ぎたいと思っていても、周囲が自動的に動いてくれて稼げる方向に進めるというのはないので、やはりアクションを起こすことが、スタートになります。
新規事業や成績を上げるなどの技術的なアクションもあれば、アピールなどをしようと行動に出るための後押しも必要で、いずれも、読書で得られることだと考えています。
新規事業で売上が5万上がる。月給が1000円上がる。副業で1万稼いだ。まず1歩が、次の2歩目になるものです。
漠然と稼ぎたいという話を聞く機会は少なくないのですが、何もしないで終わることを見過ごすことも少なくありません。何かはしたいところです。
個人的に、読書はかなり効くと思っています。
編集後記
最近ニュースやメディアで多く見る、「稼ぐ」というキーワード。
見ると、一攫千金、投資、仮想通貨などなどあるようですが、実際にできるかと言えば、どうでしょうか。
私のように地味にいくなら、日々の1円を狙いたいです。何かしら前向きに動けば、良い方向に向かうかもしれません。良く言われる賃上げ政策を当てにしても、こればっかりは難しいと思います。自発的になにかをすることが大事かなと思うところです。