セミナー参加、書籍購入、スポーツレッスンなど、大人になってからの学びは無限大にあり、学校の勉強とは違って、自分で選んで、自分で始めることが出来ます。
そういった、大人になってからの学びについて、以前、こんな記事を上げました。
ゴルフ・ランニング・セミナー・・・大人になってから始める新しい挑戦は、かかるコスト・マネーに対して自腹を切ることで効果大!
学びをスタートさせるときに、支払う料金、用意する道具などの必要な費用は、自分で払うことで効果が得られるという話でした。
この、新たな学びをスタートさせるために必要な費用の支払い。
さらに言えば、どう払うかということも、学びの質に関係してくると思っています。
学びのための対価は、支払いに痛みがある方が良い
学びのための対価は、自分で自腹を切ることで効果が出ます。
自分で払うことで、自分で買うことで、より真剣に向き合うことができます。
会社が出してくれたり、年上の親しい人が出してくれたり、道具のお古をもらったりして、自分で対価を払わずに始めるということもあるかもしれません。
この場合、自分で出すのに比べて、真剣さは欠けてしまうものだと思っています。
イメージできるところでは、会社が費用を負担してくれるセミナーに参加するというもの。必ずという訳ではないですが、会社が負担してくれているが故に、真剣に参加しなかったり、寝てしまったりする方がいるというケースを聞いたことがあります。
また、私自身、何度かそれに似たようなことがあり、真剣味に欠けていたようで、いまいち身になりませんでした。
新しいことを始めるということは、それだけでしんどいものです。人は変化を嫌うものです。
初めは良くても、どこかで気が緩んでいつの間にかやめてしまうこともあるでしょう。
それを始めようというのだから、自分に負荷を掛ける必要があります。
その一つが、自分で対価を払うということです。
それを習得したい、自分のものにしたい、さらに次に繋げたいという思いが強いのであれば、なおの事、自分で払ってこそ効果が高いと思っています。
そして、さらに効果を上げるために、どう払うかということまで気を付けてやっています。
支払いの痛みはキャッシュで感じる
私が学びとして利用しているのは、セミナー参加・セミナー音源・書籍・レッスンなどがありますが、そのなかでも金額が大きくなってしまうのが、セミナー参加や音源購入になります。
そういった支払いは、カード決済か、振込みいずれかで出来ることが多いですが、私はあえて振り込みで支払っています。
カード決済にすれば、ネットでポチれば5万円のセミナーでも申し込むことは可能です。そうすれば、自宅にいながらにして、瞬時に申し込み・決済が完了します。
それをせずに、銀行振り込みにしています。しかも、ネットバンク口座は持っていないので、わざわざ銀行かATMに行って振り込んでいます。
その理由は、わざわざ銀行に行き面倒を感じ、かつ、口座振替で振り込むことで、預金残高の減少を感じるからです。
対価を払うことで痛みを感じる。
これが、自分で対価を払う効果をさらに引き上げると思っています。
カード決済でも、そのうちカード引き落としで口座から落ちるのは同じと思われるかもしれませんが、頭では分かっていても、払う感覚をいまいち感じることが出来ない。
この感覚は、現金で手渡し→現金で振込→口座振替→カード決済で、徐々に薄れていってしまう気がするんですよね。
とはいえ、この時代に現金で払うということはほとんどありませんが、対価を払い、自分の腹を切る感覚を感じることは、金銭感覚という意味でも、学びの効果を高めるためにも大事なポイントだと思って、意識してやっていることです。
どんなことも、自分のお金に意味がある
そういえば、星野源さんのエッセイ本に、「金は自分で稼ぐことに意味がある」というようなことが書いてありました。
自分で稼いだお金だから、意味があり、それを使うことにも意味が見いだせるということなのかもしれませんね。
また、ノーベル賞受賞者の大村智さんが、ある講演会にて、潤沢に予算があるアメリカの研究室から予算がほとんどない日本の研究室に戻るエピソードのなかで、こう言われていました。
「お金がないから出来ないと言っている人は、お金があっても何もできない」
自分で稼いだお金、いま持っているお金をやりくりして、それをしかるべきことに使う。
それに意味があるということでしょう。
大きな挑戦も。小さな学びにしても。
編集後記
今日は一日、税務研修会に参加してきました。
3月決算法人向けの内容でした。
税効果、退職給付とマイナス金利、減価償却、税率、外形標準課税・・・。
そして、新しいネタも入手し、いい企画を思いつきました。