大人になると成長をしたという実感を感じる機会は圧倒的に減ります。
その大きな理由のひとつに、「新しいことをしなくなった」というものがあります。
先日、新しいことをし続け、変化するパイオニアを見かけたことで、新しいことをすること・変化することの大事さを認識しました。
成長のパイオニアは身近にいる
先日、セミナーを受講しに行くため、電車で都内に向かっていました。
正直、「暑いのにかったるいなぁ」なんて思いながら、座席に座って外を眺めていました。
そうしていると、隣の車両から小学生の男児が移ってきました。リュックをしょって、両手にもいろいろ持っています。メインはスタンプラリーか何かのようでした。
ちょうど私の前あたりでとまり、荷物をがさごそやっていました。そして、次の駅につくと、さっさと降りて行ってしまいました。
そのとき、ふいに思ったんですよね。
「あぁ、小学生はつねに新しいことしてんだな、むしろ新しいことの方が多いんだよな」
何やら楽しそうで、スタンプラリーという目的を持って、移動中もリュックをがさごそして、充実感に満ちている感じを見ていて、思ったのです。
大人になっても成長しようと思うと、著名な経営者やアスリートなどの本を読んだり、テレビを見たりするものですが、そんなことしなくても、成長のパイオニアは身近にいました。
近所にいる小学生をはじめとした、子どもたちです。
新しいことしなくちゃいけないと思うと同時に、子どもたちを見かけるたびに、「俺もやんないと!」と、気が付いたのです。
新しいことをすることは、変わること
電車で見かけた小学生で気付きを得て、新しいことをするということの大事さを再認識しました。
子どもたちは、日々新しいことをしていて、成長しています。そして、成長を重ねるごとに、変わっていきます。成長をしているということは、変わるということです。
大人になると、「変わりたい」とか、「人生をチェンジしたい」といった話を聞くがあります。大人になると、ある段階からはずっと同じであるように感じるし、ほとんどの部分では実際に同じのままなのかもしれません。
確かに、仕事が同じで会社が同じ、日々の生活サイクルが同じであれば、変わった感というのは実感しにくいものです。
こうなってくると、大きな変化を期待してしまいがちですが、それも普段から変化を起こしていている人でなければ出来ることではありません。
変われることに、大きな変化を望まなくても良いのではないかということが、小学生を見ていて思いました。
日々やっている新しいことも、大きなひとつをやっているのではなく、小さな新しいことを積み重ねて、それがいつの間にか大きな塊となって、それが変化を及ぼしているということです。
学校でなら、校庭で遊ぶ、金網登る、勝手に用具室入って怒られるといった無数の経験が小さな新しいことで、変化であるということですね。
新しいことは、小さいことからです。
小学生感覚で小さな新しいを積み上げる
「新しいこと」「変わる」と考えると、小さなことで良いとは思いつつ、気が付くと大きなことをしようとしていることも多いです。
ゴルフを始めるとか、山登りをするとか、転職するとか。
これらも、初めは良いのですが、長続きしなければ意味はありません。私も、以前始めたゴルフが、休業状態になっています。再開は・・・未定です。(笑)
ただ、本当に小さなことでも良いでしょう。
ここで大事なことは、小学生感覚で考えて、新しいことかどうかというところ。
小学生のときは、大きくなるにつれて自宅の近所から少しずつエリアを拡大して、町内から市内へと、移動距離を増やしていきます。
そのちょっとずつ広がっていき、広がった瞬間不思議な感じになったものです。これが新しさを感じていたのでしょう。
そんな感覚でも十分だと思っています。私も、気が付いてから小さな新しいことを模索しています。
・いつもと違うルートで移動する
・いつも行くコンビニとは違うコンビニに行く
・いつもは気にしない景色も立ち止まって見てみる。
新しいこととは言い難いくらいの、ちょっとした違いレベルでも十分です。
そこで感じたこと、発見したことが、いつ間にか変化につながっていて、時に大きなチェンジにもつながるかもしれません。
昨日も夕方、いつもと違う方向を見たときに、新しい景色がありました。Good!
編集後記
昨日出ていた虹、10分ほどで消えてしまいました。
相当くっきり出ていたので、うまく撮れました・・・!
Good!