ある会社経営者の方から、
「どうやったら税金に詳しくなれますかね?」
そんな相談を受けました。
専門家ではなくても少なからずいる、税金を知っている人になるためには、税金を自分事として考えることが大事です。
税理士を脅かすか!?と思わせる社長はいる
冒頭の、「どうやったら税金に詳しくなれるか?」について。
税理士の仕事をしていて、会社の社長をはじめとして多くの人と付き合っていると、少なからずいるのが、税金にやたらと詳しい社長さんです。
ある程度、基本を抑えつつ、新しいことも結構知っています。
ミーティングのときも、ほぼ同業の士業仲間と話すような感じで、話が進みます。
正直、この人が税理士やったら凄いんじゃないかと思えてきて、脅(おびや)かされるのかと思うほどです。
そんな税金に詳しい・強い社長になるにはどうしたら良いのか?というのが、先のお話です。
税金をはじめとして、経理・数字に詳しい社長は、やはり凄いと思います。仕事はしつつ、別でそれを勉強しているということでしょう。
それでは、まずは何をどうすれば、税金に詳しくなることができるのか?
まずは、自分を取り巻く税金について自分事として考えてみる、というのが、税金を身近に感じる第一歩なのではないでしょうか。
税金を自分事として考え、調べてみる。
税金に詳しくなる、強くなる第一歩は、自分事として税金を考えるところにあります。
税金に詳しくなりたいからと、書店に行って税金の本を買って読んでみると、おそらく多くの場合はフェードアウトすることになるのではないかな・・・と思っています。
法人税の構造、税金計算の仕方、そして細かい論点が続きます。
自分にどう関係するのか、そもそも全然関係ないことを分からないまま読み進めれば、最後まで読めるはずもないですよね。
全体的な構造くらいまでは、ざっくり読んでおくのは良いでしょう。その先は、自分に関係のある・興味があることをはじめとして、自分に関係する税金まわりのトピックについて調べたり、考えることが大事です。
現在の給料は月額50万円なのだけど、70万円に上げたら、個人の税金にはどう影響するのか?
これなら、個人の所得税率表を見て、具体的に年収ベースで見たらどうなるのか、自分で考えてみます。実際に、これはやっていただいていることです。
また、交際費を多く使う方であれば、交際費の課税について調べてみると、自分事として税金に触れられます。
いずれにしても、自分が興味があること・自分に直接関係があることに関係していることが大事です。
そうやって、いくつか当たってみます。そのうちに、自分に関係する税金まわりには結構詳しくなっていたりするかもしれません。
その後に、詳しく本を読みだすと、いろいろ分かるようになっているかも、ですね。
新しい学びは、自分事してやるのが一番効く
この、あることに詳しくなる・強くなるということのためには、自分事としてやることは、税金だけではなく、新しい学び全般に対して言えることですね。
何か新しいことを始めるときは、これを結構大事にしています。
今は基本軸になっている、クラウド会計ソフトについても、会計freee・MFクラウドいずれも、自分の経理と申告で実際に使ってみました。(ダブルで経理・申告までざっと)
両方とも経理してみて、数字を合わせて・・・とやっていました。
何でもそうなのですが、読んだり調べたりしているだけでは、分からないことがたくさんあります。
自分でやってみる、自分のこととして考えてみるというのが、新しい事を得るための最短距離なのですよね。
税金についても、それは言えます。
税金・経理について詳しくなりたいのであれば、自分事としてとらえましょう。
(そのつど分からないことがあれば、専門家に聞けば良いのです~)
編集後記
けさは、5時すぎ?に起床。
起きてから猫のちびを呼びに行って、なんとなく世話をして、少し様子見をしていたら、なんだかんだと6時すぎに。
何時に起きたかがあいまいですね。
最近、いろいろアップデートしていないことに気づいたので、週末はその時間に充てます。