ネット検索で調べ物をすることを、「ググる」と言うことがあります。
Googleで検索をするということから来ていて、略してググる、と言われています。
税金や会計の情報について検索で調べることは多いでしょう。実際、税理士であっても税金の情報はググって調べるということはあります。
とはいえ、ネット情報は玉石混交。検索して調べるときには、あるマイルールを決めています。
税金記事のネット情報の真価は玉石混交
税理士であっても、税金についてはググって検索して調べるということはあります。
その多くは国税庁や行政をはじめとした、信頼できる公的な情報源からの調べものです。
一方で、税金や経理についてネット検索をかけると、様々な記事が出てきます。公的なページのみならず、会計事務所や会計ソフト会社が書いている記事、あるいは個人が匿名で書いているようなものまで、実にいろいろです。
こういった記事についても、読むことはあります。
ただ、こうした記事は、信頼できるものもあれば、まったく信頼できないものまで様々で、ネット情報にありがちな、信頼性が玉石混交です。
税金や経理にあまり詳しくない方がググって検索をかけて参考にするのは、おそらく公的な情報ではなく、記事の類を参考にすることが多いでしょう。公的なページは法律ベースで書かれていたり、文章だけで書かれていたりし、正直難しいからです。
ただ、やはりネット情報。参考にはしても、過信はしてはいけません。
税理士の税金記事のググり方。
仕事をしていると、税理士であっても知らない知識や記憶が曖昧な制度というのはあります。税金は奥が深く、細かいです。実際、すべてのことを完全に網羅することは難しく、抑えるべきところは抑え、知らないこと、細かい部分については調べて対応することになります。
そうして幾度となくググってきたなかで、自分なりに税金の調べ方のルールというのが出来上がってきました。こうすれば、できる限りあやしい情報にはつかまらないということでやっていることです。
調べるときは、確かな情報をつかむ
検索をかけて税金について調べたとき、「なんだこれは?」「こんなの書いたらまずいんじゃないか?」という記事を見かけることがあります。
限りなくあやしい記事がある一方で、信頼できる記事もあります。ググって調べるのであれば、信頼できる情報をつかむ必要があります。
そのためにできることは、ひとつの情報だけに頼らないことです。
たとえば、「交際費 経費 落ちる」で検索をかけた場合、結構なページが上がってきます。そのなかには、正しい情報もあり、過度な節税やあやしい記事もあり、ひとつの記事だけを参考にして、判断してはいけません。
ひとつの情報だけではなく、同じ判断をしているページをいくつも探すことが大事です。
最低でも3つから5つ、同じ判断をしているページがあるのであれば、その分信頼性は増してきます。
あるページに載っていた判断が、ほかのページにはまったく出てこないという場合は、その情報はつかまないことにしています。誤っている可能性があるからです。
確かな情報をつかむことが大事です。
記事は流れをつかむのに利用し、過信はしない
私の場合、仕事で「これこれ、こういう場合の税金のリスク」を調べたいと思ったときは、まずはざっと検索して、いくつか同じ判断をしているページを調べます。
「あー、だいたいこんな感じなのか」と大枠の流れをつかみます。
しかしながら、ここで同じ判断があるからと、これで決定にはしません。さらに深堀します。
大枠の判断、考え方の流れを把握して、国税庁のページをあたります。国税庁のページでも同じように判断できると解釈できれば、その判断で良しとします。
ここで、国税庁のページを見ても判断がつかなければ、専門家らしく税務書籍をいくつか読み漁るという領域に突入します。
税金にあまり詳しくない方が調べものをする場合は、ここまでやる必要はないのかもしれませんが、記事だけを過信してはいけません。あくまで流れをつかみ、いくつか同じ判断を探しましょう。そして、信頼性を確保します。
そして、やはりネット情報。最終的には自己責任です。便利なことは利用しつつ、確かな情報で判断するようにしましょう。
編集後記
今朝は、5時起床。
調べ物をしつつ、6時までブログ。その後7キロラン。そして水、牛乳を飲んでシャワー等。
まだ涼しく、半袖短パンで走れるまでは、あと少しかかりそうです。