仕事をするには、「スピード」「持久力」どちらも欲しいところです。
テキパキと処理するスピードと、地道にコツコツ進める持久力です。
税理士の仕事は、「持久力」が基本であって、「スピード」はそこまで問題になりません。
しかし、時に「スピード」を求められることもあります。
普段の仕事で得られないスキルは、トレーニングで身に付けるしかありません。
「スピード」を養う無料税務相談
今日は、さいたまスーパーアリーナで行われている、無料税務相談に参加してきました。
この相談会には、毎年参加しています。
この相談会で相談を受けることが、まさに仕事の「スピード」を養うためになっていると思っています。そのためのトレーニングとして、参加しているようなものです。
確定申告期の無料相談は、基本的に、会場に来られた方の話を聞き、持参した書類を確認して、申告まで持っていけるようにするためのお手伝いをする仕事です。
対応する相手の方は、初見の方であって、どういう方で、どういった背景を持っているかは、話を聞いてみるまでは分かりません。
その繰り返しが、朝から夕方までの終了時刻まで、何度か続くのです。
概ね、30分から一時間程度の時間で、まとめる必要があります。
この仕事の仕方が、スピードトレーニングになると思っています。
税理士の仕事は、基本的には「スピード」重視ではなく、「持久力」が求められます。
そのため、「持久力」は養えますが、「スピード」はそこまで問題とはなりません。
ただ、不測の事態が起きたときや、速さを求められる場合に備えて、「スピード」も備えておきたいのです。そのためのトレーニングの一環として、相談会へ参加しています。
「スピード」と「持久力」
税理士の仕事は、基本的には「持久力」
対価を受けて行う普段の仕事は、ミーティングを受けて、資料を預かり、ある程度考慮した上で、その内容を申告書類に反映させる。
「スピード」よりは、「持久力」が求められることが多いです。
もちろん、正確さを確保するために「持久力」が必要であって、そこを維持した上での「スピード」は意識します。
ただ、「スピード」第一ではないのです。
それに対して、相談会では、正確性を確保しつつ、「スピード」が優先順位として求められます。
会場では、「やっとくので3時間後に来てください」ということはできません。
その場で処理します。
普段の仕事で「持久力」をトレーニングして、相談会に参加するなどして「スピード」を養うのです。
「スピード」感が高まれば、緊急時のみならず、普段もある程度の速さを意識することが出来ますからね。
「スピード」「持久力」両輪を持って仕事に臨んでいます。
短距離と長距離を意識する仕事術
この、「スピード」と「持久力」は、陸上の「短距離」と「長距離」を意識すると分かりやすいかもしれません。
短距離は、瞬時に速度を上げて走り抜ける。
長距離は、ある程度の速度をキープして長い距離を走る。
いずれも使う筋肉は異なってきます。
アスリートの場合、同時に同じ筋肉を維持するのは難しいですが、仕事なら可能です。
自分の仕事の仕方・考え方を見つめてみて、偏っているのであれば、トレーニングで補うことも必要です。
仕事柄、どちらかに偏っていることでアドバンテージとなる場合を除いては、バランスが重要でしょう。
「スピード」「持久力」どちらも意識したいところです・・・!
編集後記
今日は終日、税務相談会へ参加してきました。
さいたまスーパーアリーナの展示室で開催されているのですが、アリーナでは某コンサートが行われていて、朝から人だかりが・・・。
まぁ関係なく、仕事をしていました。
今日の相談会は、比較的に人が少なく、待機時間も多かったです。