税務調査で指摘を受けるかもしれない税金のグレーゾーン。そもそもグレーゾーンとは何か!?


税金について、よく「グレーゾーン」と言うことがあります。

「これはグレーゾーンだな」

「グレーゾーンだから気をつけないと」など。

税金の話をするなかで、多くの場面でグレーゾーンという言葉は出てくるように思います。

そもそもグレーゾーンって何なのでしょうか?

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税金のグレーゾーンとは?

税金のグレーゾーンとは何か?

結論をはじめに言ってしまうと、税金のグレーゾーンとは、税金計算上それを認めることになると、税金が低くなる効果を生じさせるものではあるが、それが認められるかどうかは100%の確証をもっていえないというものです。

個人法人問わず事業をしている場合・個人で不動産を売却した場合・相続があった場合など、税金を納める必要があるケースは多くの場面であります。

事業であれば利益に税金がかかり、不動産売却なら売値から買値+諸経費等を引いた金額に税金がかかり、相続であれば財産額について税金がかかってきます。

それぞれの場面で、事業なら利益を減らす何らかの効果、不動産売却については買値と諸経費を多めに見れる効果、相続なら財産の評価額を減らす効果など、その効果を見込んだなら、税金が低くなるもので、かつ、それが必ず認められるかは分からないといったものが、それぞれグレーゾーンといえます。

申告する側としては、グレーなやり方で税金を計算して申告をする。

そのグレーゾーンを認める認めないというのは、それを受理した税務署がそれをどう捉えるかということです。

認めるかもしれないし、認めないかもしれない。どちらかわからない。どっちつかずの状態です。

一般的に、確実に認められるという方法は白、確実にダメな方法は黒と言われています。

白でも黒でもないから、グレー。グレーゾーンなのです。

事業の経費で見るグレーゾーン

税金計算上、その方法をとることで税金が低くなるというもので、かつ、それが必ずし税務署に認められるかどうかは確実ではないというのが、税金のグレーゾーン。

ここからは、具体的にどういうことがグレーなのか?事業の経費を例としてみていきましょう。

事業の利益は、売上から経費を差し引いて求められ、経費が多ければ、利益が減って税金が少なくなります。

経費のグレーゾーンは、それが経費になるのか?ならないのか?ということです。

経費とはどういうものかということについては、最近記事で上げています。

経費のグレーゾーンとして挙げられるもののひとつは、それが仕事に関係がある支出なのか?それとも社長個人の支出なのか?というものがあります。

たとえば、社長と取締役である妻という2人でやっている会社があり、社長が海外視察として、ハワイに行くのを全額経費で落としたいという場合。

ハワイに事業と関係がある施設があり、そういったところをいくつか見て回るというプランだったとしましょう。

一見、仕事に関係があるような気がします。しかし、すべて仕事のための視察とは言えるか・・・?

夜は社長と取締役ではなく、夫と妻での家族旅行のように、レストランで食事をしてファイヤーダンスショーを見るかもしれません。

それでも、社長としては視察のレポートを作って、旅費の全部を仕事のための視察として処理することに責任を持つということで、旅費交通費としてすべて経費処理した・・・。

私はこれがどう処理されるべきかについては言及しませんが、このプランを聞いたらグレーゾーンが頭に浮かんでしまうことでしょう。

このように、事業の経費は、それが仕事で経費なのか、社長の個人的支出なのかが曖昧で、グレーゾーンとなることが多いです。

事業の経費のみならず、不動産売却にしても相続にしても、その取扱いが曖昧な部分がグレーゾーンになるというわけです。

自身でグレーゾーンを認識しているのであれば、出来る限り白と主張できるだけの意見は持っておいた方が良いでしょう。

グレーゾーンで攻めるなら説明できるストーリーを持つ

認められるか認められないかが明確でない、グレーゾーンで攻めた場合、税務署の目に止まれば、税務調査となるか、問い合わせ連絡がくることになります。

繰り返しになりますが、自身でグレーを認識しているのであれば、それは白であるという主張のための意見を持っておいた方が良いでしょう。こっちとあっちで、どちらに立証責任があるかという議論がありますが、白となるか、黒に転じるかわからないグレーを、他人任せには出来ません。

あらぬ方向へ行ってしまっては、たまったものではありませんしね。

はじめから、黒に限りなく近いものを、グレーと称して突っ込んだ場合を除いては、自身で白である説明がつくようにしておきたいところです。

そのときは、事実の提示はもちろんですが、出来るならストーリーを持って説明出来れば良いと思っています。

起承転結のある、理路整然とした、わかりやすい話は、ストーリー性のある説明です。

これについても、以前に記事にしたことがあります。

事実・根拠だけでなく、税務処理に必要なのはストーリー!

グレーが白となるか、黒と転じるかは、その場で決まってしまいます。

グレーゾーンに踏み込むのであれば、そこまで考慮していきたいところです。

ここまで、税金のグレーゾーンについて考えてきました。税理士が使う税金の専門用語は多くありますが、グレーゾーンも専門用語かもしれません。そういった思いもあって、グレーゾーンについて考えたわけです。

自分なりに、専門用語を使わないで、仕事をするうえでは専門性を超えるように気を付けていますが、隙があるとつい専門性に浸かってしまっているかもしれません。

気をつけなくてはいけませんね・・・!

編集後記

今日は、今月参加予定の無料税務相談のための資料読みをいくつかしていました。

相談会場では、見て、聞いて、すぐに即答・即対応が求められるので、ある程度想定される項目は直ちに対応できるように読み込んでおきました。

話すのが好きなので、対応自体はOKなのですが、肝心の税務相談でグズるとまずいですからね。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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