12月2日(金曜日) 税金会計セミナー「法人成りのリアル」開催します。
詳細はセミナーページ にて
先週11日の金曜日に、元議員で現在はよくバラエティ番組に出ていて、投資家としても有名な杉村太蔵さんの講演会に行ってきました。
講演会は、
「ビジネスで成功をつかむ自己プロデュース力~バカでも人生大逆転~」という講演タイトルでした。タイトルからして引き込まれずにはいられません。
今回は、その話のなかで特に熱く語られていた「寿司のガリ的な生き方」について考えてみたいと思います。
杉村太蔵現る
講演は登場して数分で大盛り上がり。なにせ、トーク力がずば抜けていたのです。
まずはつかみで、さいたま市へふるさと納税をした話から。とある理由で大盛り上がり。
そして、その後は自身の生い立ちから、現在に至るまでを自伝的に語るという内容でした。
いろんなページですでに有名な話ですが、本人の口から、その時その時の思いを吐露しながらの話は、響きましたね。がつんと伝わってきました。
そして話の後半、質問コーナーだったかと記憶していますが、そこである質問のなかで、自身の生き方について語っていました。
それが、「寿司のガリのようにありたい」というもの。
寿司のガリ。ガリを目指す生き方
寿司屋のガリ。どんなに安い回転寿司屋でも、銀座にある高級寿司屋でも、どこの寿司屋でも必ず、ガリはあると思います。
講演でも言われていましたが、
「大トロ・うにが切れることはあってもガリが切れることはない」
「ガリは常に寿司の横に存在している」
そして、ガリに等級などはなく、ガリはガリに過ぎない。しかし、寿司には欠かせない。
杉村太蔵氏は、そんなガリの存在を、自身に重ね合わせて、「ガリでありたい」と語られていました。
というのも、爆笑問題のサンジャポをはじめとして、最近はバラエティに出まくっているということで、テレビでの露出もたいへん多くなっているということです。
しかし、講演のなかでは、バラエティに引っ張りだこの現況を引き合いに出し、番組には呼ばれるものの、「私を見たくて番組を見ようとする人は少ない」と言い、しかしながら、メインではなくても「脇で盛り上げる存在でありたい」「メインでなくとも欠かせない存在」について語り、その重要性を説かれていた。
それが、まさに「寿司のガリと同じ」「寿司にガリがなければみんな怒るだろう」という結論から、「ガリでありたい、ガリになりたい」と。
ここの部分、聞いていて思わず頷いてしまいましたね・・・。場も相当盛り上がっていました。
この、「ガリ的な存在である」を、自分にあてはめたらどうなるか?税理士的なガリ的ポジショニングとは・・・?と、ついつい考えてしまいました。
税理士的ガリ的ポジショニングとは?
とういうことで、税理士的なガリ的ポジショニングとはどうあるべきか?
ここでもう一度ガリの定義を確認しておきたいと思います。
「メインではないけれど、欠かすことの出来ない存在」
税理士が、ある会社の社長と仕事をするというシチュエーションで考えてみましょう。
ガリ的であるということは、決してメインではなく、脇役でメインをサポートするということです。中央に出てきて出しゃばってはいけないということですよね。
これを念頭に置くと、日々毎日社長と顔を突き合わせて常に会社の動向に口を出すといった、社長と同等なポジションとは考えてはいけないということになります。よく、社長の相棒的な存在であることも有り得りそうな税理士ですが、このガリ的な場合はそうはいきません。
普段は横に引っ込んでいて、困ったときには頼りになる存在。
しかし、これを考えると、税理士の本来の役割が、すでにガリ的な感じがします。
常に社長の横に付いているわけではありませんが、税金や経理などで困れば相談に乗ってくれるナイスガイ(笑)。と、まぁ雰囲気はどうか置いておいて、存在としては税理士はそうあるべき存在でしょう。
とすれば、やはり日々税金は当たり前としてそのほか様々な勉強を欠かさずにいることが必要だし、その知識と経験をもって、必要なときには社長のヘルプに親切・丁寧に答える・サポートするという熱意のある仕事を提供するというのがガリ的にも、本来的な理想としても税理士はこのようにあるべきなんじゃないかと思いますね。
とはいえ、日々に忙殺されると本来当たり前のことも忘れてしまうわけで、よくイメージされる税理士像がガリ的ならば、当たり前を実践すればガリ的に欠かせない求められる存在となるということでしょう。
とすれば・・・ガリ的な税理士でありたいですね・・・!
この講演から、思わず自分の仕事を自問自答してしまいました。
このガリ的な生き方あり方、どんな仕事でも当てはまるし、仕事以外でも普段から適用出来そうな場面はいくらでもありそうですね。
考えて使い倒したいところです・・・!
編集後記
トップの杉村太蔵氏のサイン。事前に送付した質問が採用された10名に抽選にプレゼントで当選しました。
この勢い、大事にしたいです!
一昨日のマラソンの疲れもいい感じです。