仕事とお金。それは切っても切れないものです。
仕事上、提供する仕事にいくらかかるのかは明確にしていて、ある仕事をするにあたってお金が発生する場合には、はじめにちゃんと話すことにしています。
それは、お金にうるさいから?
いや、お金が苦手だからこそ、お金のことはしっかりしておいた方が良いと思ってのことです。
お金をもらうためにしていること
仕事でお金をもらうには、提供できる仕事があるだけではダメだと考えています。
それなりに、きちんとお金をもらえるように、お金周りのことは自分で整備しておくべきだと思っているからです。
仕事 = お金
あるいは、
仕事 ≠ お金
か。
仕事としている以上、お金のことは忘れるわけにはいかないところが、特にひとりで仕事をするうえで辛いところです。自分で仕事をして、自分でお金は請求しないといけません。
価値を提供するだけでお金をもらわないというわけには、いきません。
仕事は続けられないし、生活もできません。仕事を提供し、お金をもらわなければいけません。
そうして、対価としてのお金をもらうためにやっていることがあります。
・仕事のメニューを決めて、何にいくらかかるか提示する
・仕事の進み具合でお金が別途生じる場合には、そのことをはじめに話す
おおまかに言えば、こんなことをしています。
むしろ、当たり前かと思われるかもしれませんが、税理士業界では後出しで料金提示は少なくないようです。
それだったら、「後出しが得では?」と思われるかもしれません。
私個人的には、その方がお金に対してしんどくなります。ガツガツしていないと、そうは出来ないからです。
むしろ、お金の話が苦手だからこそ、お金のことを事前に決めて、お金の話をしっかりするようにしています。
お金にアドリブを効かせるのは難しい。
私の場合、税務顧問ならプラン別に料金を、スポットの税務相談ならコマ数別に料金を定めています。税務顧問も顧問料以外にかかるもの(たとえば年末調整など)は、ある程度までは料金を決めて提示しています。
お金の話が得意ではない私は、お金にアドリブを効かせることが苦手です。
アドリブを効かせるとは、臨機応変にお金の話をするということです。
来た仕事、相談を受けたうえで、その場でカスタマイズして料金を決めるといったことや、その場で交渉をするといったことが、私にとってのアドリブです。
その場での一発勝負。
そう簡単ではないでしょう。値段の根拠も相手の懐具合を探りつつ、適当に決めることになります。
税金の相談・計算などを仕事にしている税理士という立場。モノを売ってそれっきりという商売ではありません。引き続きの関係をもっての仕事です。
そこに、強烈なお金のやりとりを生じさせるのは、なんとなく違和感があります。
そして、そんなアドリブは、とても出来ないです。
妙にドキドキするのも変な話です。
だからこそ、いくらと決めています。
分かっているだろう、で話を進めない
仕事の進み具合によっては、ある領域からは別途料金が発生するということがあります。
たとえば、税務顧問という仕事。
毎月月額料に応じたプランで実際に会って相談を受けつつ、経理や数字を固めていきます。税務顧問には毎月月額料とは別に、決算税務申告の際に決算料をいただいています。
この、
毎月 + 決算
こうした基本的な話も、しっかりすることにしています。
お金の話が苦手だと、お金の話を避けてしまうかもしれません。
ただ、そうすると後々話が違うということになってしまう可能性があります。
こちらとしては、(毎月 + 決算) のつもりが、毎月だけで決算をやってもらえると思っているかもしれないからです。
もし、本当にそうなったとしたら、その方がお金がしんどいです。
お金の話を先延ばしにして、そうなるかもしれないと思うだけで、しんどくなります。
そうならないために、お金の話は苦手でも、しっかり話すことが大事だと思ってやっています。
お金をもらう。まとめ
お金の話をするというと、お金にうるさいとか、お金に細かいとか思わわれるかもしれません。
しかしながら、お金が苦手だからこそ、お金のことを決めて、お金の話をしています。
苦手だから、しっかりしないといけない思っています。
お金の話をしないことと、お金にいい加減ということは、また別の話です。
特に、フリーランス・副業を多くなってきたいま、お金のことはしっかりしておいた方が良い場面は多々あるかと思います。
お金の話が苦手な人ほど、お金のことは決め、お金の話をしていきたいところです。
編集後記(きのう野田)
きのうは合い間を見て、長女のプールを少し見学に。
4月から小学校に入ったら、もうやらない?ようなので、ラストのつもりで見学。
頑張ってました。
プール・・・なんとか続けさせたいのだが・・・。