仕事を依頼しようとしたとき、相手と話した結果、折り合わないということはあります。理由はさまざまで、何らかの理由で要件が合わないというケースです。
仕事の話を受けるときは、実際に会うまでに、出来る限りミスマッチを減らしておきたいと考えています。
ミスマッチを減らすために、できることがあります。
ミスマッチはなくせないが、減らすことはできる
仕事を依頼する、依頼を受けるという間で、ミスマッチというもの付きもので、話がうまく折り合わなければ、成約とはなりません。
ミスマッチが起きる理由はさまざまですが、あえて挙げるとすると、
・依頼しようとした仕事を、そもそもやっていない
・金額が予算の範囲外だった
・そもそも人が合わなかった
ということがあります。
こうしたミスマッチは、実際に会って話した結果判明して起こることが多く、当事者としては、「せっかく来たのに、要件が合わなかった・・・」ということになってしまいます。依頼する側とすれば、わざわざ予定を合わせてきたのに、他を当たることになります。
理想はミスマッチをなくすことですが、仕事なので、そう簡単ではありません。
ただ、なくすことは出来なくても、減らすことはできると考えています。
少しでも減らせるようにと、やっていることがあります。
ミスマッチを減らすためにやっていること
ミスマッチを減らすために、やっていることがあります。
それは、ブログであり、ホームページに出来る限りのことを載せておくということです。
実際に会って話すときには、依頼者の方にはある程度の要件はクリアした状態で来ていただいた方が、ミスマッチは防げると考えています。
仕事内容のミスマッチ
仕事内容のミスマッチというものがあります。
「この仕事はやっていますか?」
「いえ、やっていません」
もし、事前情報なしの初回面談で相談となったときにこうなれば、相当なミスマッチです。
特に、税理士に仕事を依頼しようというときは、このミスマッチは案外多いと考えています。
税理士には専門領域があり、あるいは意図して何らかの領域の仕事はやっていないということがあるので、仕事を頼もうと思ったところ、その仕事はやっていないか、不得意であるということはあり得ます。
当然、私にも出来ないこと・不得意があり、ホームページ上には対応できないことを載せるようにしています。
大きな組織案件や海外案件、細かいところだと給与計算。やっていないことを載せようと思うと結構あるものですが、出来ないことを出来るとウソをついても仕方ありません。それこそ、ミスマッチです。
一方で、出来ること、やっていることは出来る限り載せるようにしています。
金額のミスマッチ
仕事内容はクリアしても、金額が折り合わずにミスマッチということがあります。
「金額はお問い合わせください」
「金額は初回面談にて」
というものは多く、仕事はケースバイケースなので仕方ないのですが、これがミスマッチを引き起こすことになるのも事実です。
ただ一方、画一的な料金体系を基本としているのであれば、事前に明示しておくことに意味はあるでしょう。
そういった考えもあり、金額のミスマッチを減らすためにも、仕事のメニューには基本的に料金を明示しています。
金額を見て、予算の範囲外と判断されれば、そもそも初回面談のお申し込みはなく、候補からは除外されてしまいますが、ミスマッチは防げます。
仕事を受ける側が金額を明示しないで初回相談を受けるメリットとしてあるのは、金額交渉を面談でどうにか出来るかもしれないという期待を持てる、というところでしょうか。
私の場合、金額交渉は好きではなく、あらかじめ安い値段を明示しておいて実際は高いというアンフェアなことをする度胸はないので、明示しているということもあります。
金額を明示するのは、ミスマッチを防いで依頼する方のためでもありつつ、自分のためでもあるというわけです。
合う合わない、というミスマッチ
仕事といっても、最終的には「人と人」だと思っています。
仕事と金額の要件が折り合っても、仕事を頼む相手が合わない相手では、頼みたい仕事も頼めない場合もあります。
私が好きなスポーツアパレルの某お店にも、合わないスタッフの方がいて、その方がお店に立つときにはあえて入らないということにしています。合わない人には出来るのであれば、仕事は頼みたくないというのが本心ではないでしょうか。
仕事を依頼するという場合にも、合う・合わないというのは大事なことです。
特に、税理士の顧問契約となれば、付き合いが長くなることもあります。合わないけれど一度頼んだ手前断りにくく、何年も我慢しているという話も聞くところです。
合う合わないのミスマッチは実際に会ったインパクトは大きいのですが、事前情報でも提供しておければ、少しでもミスマッチは減らせると考えています。
そのためにやっていることが、ホームページにプロフィールを載せること、そしてブログを日々書くことです。
話した感や雰囲気までは伝わらないかもしれませんが、合わないポイントを見つけてもらえば、それで少ないながらミスマッチを減らせます。
あとは、実際に会ってもらって「思ってたんと違う」と思われるのもショックですからね(笑)
淡い期待は持てないが、ミスマッチは防げる
内容・金額・合うかどうかという、ミスマッチを減らすためにできることを書いてみました。
ホームページやブログで、仕事の内容や金額を明示して、自分がどう思っているかといったことを書くと、それを読んでもらうことで要件から外れると、会うことなく他のサービスに当たられてしまいます。
そうなると、会ったら仕事になるかも?という淡い期待は持てませんが、結果的にミスマッチは防げます。
仕事を頼む側からすると、ミスマッチがあれば他に当たることになります。その面倒は大きいでしょう。そして、仕事を受ける側もミスマッチは多少なりともダメージです。
ミスマッチ。無くせるものではありませんが、減らすことはできます。
ミスマッチが多い、ミスマッチは避けたいと思うなら、何ができて、いくらでやるか、合う合わないのヒントを用意しておくようにしましょう。
編集後記
昨日はある著者の本をまとめて読んでみようと思い、数冊購入し、読み始めました。
読み進めつつ、いろいろと参考になることが多々。
そのうち記事にしてみます。