車の運転は、ルートを定め、運転に集中して、次にどう進むか考えます。
仕事も同じように、どこをゴールに定め、どう進めていくかが大事になってきます
それぞれを見ることで、車の運転から学べる仕事術があります。
車の運転は状況を読み、ときに迷う
車で移動していると、よく遭遇するシチュエーションがあります。
車の運転中、直進で進もうかと思っていたところ、先の信号の歩行者信号が赤になりつつあるとき、判断に迷うのです。
そして、ここでは歩行者信号が赤になったあと、自動車の信号が、青→黄→赤、となったあとに、右折のマーク(→)が出て、右折だけをすることができる状況になります。
ここで、右折のラインに入れるときなら、そのラインに入れば右折できます。
そのまま、直進ラインにいれば、直進は赤になってしまうので、ストップです。
直進して、どこかで右に曲がるか、まず直進して、先で曲がるか、どっちでも行けるルートのとき、一瞬判断に迷います。
車を運転していると、止まりたくないという気持ちが出ます。
それが、その判断の迷いを生むのでしょう。
こういったとき、私は自分が決めている直進で行くことを貫くようにしています。
その先の、曲がろうと決めているところで、右折をします。
その場でその場で、「止まりたくないから、右折できそうだから右折してしまおう」と、方向転換をすると、その先でも、同じように行動してしまいます。
先を読むことは大事ですが、状況に左右されてはいけません。
こうした車の運転から、仕事術を学べることができます。
仕事は今に集中し、少し先を見る
仕事は段取りを組んで進めるものです。
この、仕事の進め方と、車の運転に、共通する部分が見えるような気がします。
ある案件を進めるうえでは、ゴールを定めて、そこに行くにはどう進んでいくかを模索します。考えるのです。
どう進むかということが、車のルート選びに似ています。
どういうルートを組んで仕事を進めて行けば、良い仕事になり、時間も短縮できるか?
最初に全体像を思い描きます。
そして、これと決めた方法で進むことになります。
途中、同時進行で似たような案件を抱えているチームを見ると、自分のルートとは異なるルートで進んでいるのを発見します。
「あっちの方が良いかな・・・」と、考えてしまいますが、自分がこれと決めている方法で進む方が良いでしょう。ブレがありません。
仮に、どこかで行き詰ったら、軌道修正すれば良いのです。行き当たりばったりではいけません。
自分が計画した方向に向けて、仕事を進めます。
今取り掛かっている仕事は、その場に集中します。今取り掛かっているポイントを抜けると、次のポイントに取り掛かりますが、ポイントの終盤で、次のポイントとの繋ぎを意識します。
仕事は、車の運転で少し先のルートを考えるように、少し先を見据えると良いでしょう。
この繰り返しで、ゴールを目指します。
車の運転、仕事は、少し先を見ることが大事ですが、先を考えすぎてはいけません。
運転と仕事は、先を考えすぎない
車で移動中、たとえば静岡方面から東名高速で都内を抜けて、埼玉に入るとしましょう。
この場合、東名から首都高を通るルートがあります。
東名は良いけれど、首都高はちょっと・・・という方がいるかと思います。
ただ、東名を運転中に、先の首都高を考えすぎてはいけません。
考えれば考えるほど、ネガティブになってしまいます。
これは、仕事で進行中の案件を取り掛かり中に、次に待機している案件のややこしさを憂うのと同じことです。
次の案件を思ったところで、仕方ありません。変にネガティブになれば、今の案件の進行にも支障がでます。
運転も仕事も、先を考えすぎてはいけません。
今に集中し、少し先を見据え、先は考えすぎない
ここまで、車の運転に学ぶ仕事の進め方をみてきました。
総括すると、車の運転・仕事いずれについても言えることはこれです。
「今に集中し、少し先を見据え、先は考えすぎない」
これには、状況に左右されてブレないということも含まれています。
仕事の進め方は、千差万別、それぞれかと思いますが、ある程度の枠組みは共通する部分が多いように思えます。
先日、運転をしていると、運転と仕事術が思いつきました。
今日は月曜日。車を運転するようにルートを進み、仕事を制しましょう。
編集後記
土曜日は夕方、雲の切れ目を狙って8キロラン。
暑さと熱さがきましたね。
少し頭痛がきましたが、冷やしてコーラ飲んで休んで復活しました。
いよいよ夏対策が必要そうです・・・!