仕事に向き合う考え、どう仕事をとらえていくかといった事を考えるのは好きで、自分なりにいくつかのやり方を持っています。
その一つとしてあるのが、1%の期待値、1%の可能性で進める方法です。
すべては1%の集積である
すべてのことは1%の集積で出来ています。
建物を建てるときは、地ならしから始まり、基礎工事、土台と進み、完成に近づいていきます。ひとつひとつの作業が、1パーセントを形作り、それが積み重なって10、20、そして100%に達していきます。
そして、多くの仕事も1%の集積で出来ていて、突如として「0から100!」といったような仕事はそうそうありません。
そうした仕事の1%を、仕事と向き合うときにも活用しています。
それが、1%の期待値、1%の可能性で進めるという方法です。
1%の期待値、1%の可能性
1%の期待値とは、1%の期待を持って仕事に向き合うという方法。
1%の可能性とは、1%の可能性を信じて仕事に向き合う方法。
そのままかもしれませんが、1%を積み重ねる仕事は時に辛いこともあり、面倒に思ってしまうこともあるわけで、この期待値と可能性で向き合えば、仕事は楽しいものになります。
1%の期待値
仕事をするうえで避けたいことが、仕事のミスです。
ミスをすれば、その訂正に追われることになり、元々のベースを作ったときよりも手間取るケースも少なくありません。また、ミスした仕事の訂正は割り込みで入ってくるもので、今取り掛かっている仕事を置いておいて処置、ということにもなります。
仕事のミスは避けても避けられない部分はあるのかもしれませんが、極力避けたいものです。
1%の期待値は、たとえばミスをしないために期待をし、ミスポイントを1%ずつ埋めていくというもの。
私の場合は、税務申告書を作るときに、よくある間違いポイントは把握しておき、そこは重点的に確認をとるようにします。
また、当年の処理をする前に、前年のデータを確認して、当年でもれがないようにもしておきます。
仕事を進めるうえでは、当たり前といえば当たり前のことなのでしょうが、手を抜こうと思えばいくらでも抜けてしまう一方、1%の期待を持って、穴を埋めるように進めています。
面倒だと思うこともあるでしょうが、そのミスを埋めて、きっとミスは避けられているという期待値で、多少なり仕事は楽しくなります。
1%の可能性
1%の可能性も、仕事を楽しく進めるために大事な要素となっています。
経理処理、税務処理をするためには様々な要件があり、どういう取引・やりとりが行なわれたかということが、処理に大きく影響してくることがあります。
処理だけはされているが、その裏打ちとなる資料が紛失されていて見つからないとか、口頭でされた約束でも良いとされていることも、口頭だけでは十分に要件を満たさないといったリスクがあります。
こうしたリスクは、税務調査で指摘された際にあらぬ疑いを掛けられるとか、本来は口頭約束でも良いことがダメだと言われるといったことも、なくはありません。
そこで掛けたいのが、1%の可能性。
このケースなら、税務調査で問題になるのは、その証明レベルが低く見えるからで、そもそもレベルを高めておけばリスクは減ります。ひとつひとつ進めて、1%ずつ高めていきます。
リスクを減らすために1%の可能性に掛けるというわけです。
指摘されやすいことが分かっているなら、重要書類に位置付けておく。
口頭でもOKなことでも書面にしておくか、自分で作れないものなら専門家に依頼して作ってもらうように手配する。
こうした一つ一つは、作業ととらえてしまえば面倒に感じてしまうこともあります。
1%の可能性でやっていると、高める楽しみで、仕事は楽しくなります。
工夫と考え方で、仕事は楽しい
1%の期待値、1%の可能性ともに、自分がどう考えてやっていくかということに尽きます。
こう考えれば楽しくなるかな、こうとらえればやる気は湧くよな、といったようにです。
仕事は1%の積み重ねなので、期待値や可能性など、1%ずつとらえられることを見つけてやることで、がぜんやる気は湧きます。
ちょっと行き詰ってるかな、ルーチン化してるかな、と思うところがあれば、こうして見方を変えてみることで、仕事を楽しいものにするキッカケとなるかもしれません。
編集後記
日曜のマラソン後、階段の上り下りや早歩きのとき、動きがぎこちなかったのですが、今朝からは、ほぼ順調になってきました。
走った感覚を忘れないうちに、再開したいところ。
調子をみて、週末から走る予定です・・・!
走ることも、1%で進めていきます。