分かりやすく説明する。分かりやすく話す。
普段から注意して、心がけていることです。
ただ、分かりやすくやるという単純に見えることも奥が深く、間違うと一人よがりになってしまうこともあります。
そうならないように普段、分かりやすく説明し、話すために、気を付けていることがあります。
なにが分かりやすく、どうすれば分かりやすいのか?
税金という、専門的なことを仕事にしていることもあり、相談に応じるときには分かりやすく説明し、話すことが必要だと考えています。
方法としては、相談者の方が自身の事例でもってお話してくれた状況を聞き、それを税金の解釈やルールに当てはめて、事例に合わせて説明するという流れです。
分かりやすくやるために、事例を税金のルールに当てはめたまま話すのはダメで、よりかみ砕く必要があります。
「自分は分かりやすく易しく話しているから大丈夫だ」とただ思っていても本当に伝わらなければ意味はありません。
すでに考えている自分は分かっていても、同じペースで相手に説明しても理解はしてもらえません。自分のペースでざっと説明するのではなく、順を追って説明していかなければなりません。
また、専門用語もなるべく使わないようにすべきでしょう。他の言葉に言い換えられれば言い換え、どうしても使う必要があれば専門用語を説明するべきだと思っています。
これをやるためには、なにが分かりやすく?どうすれば分かりやすいのか?考えることが求められます。
分かりやすくする。そのために、いくつかやっていることがあります。
分かりやすく話せないことは、理解していないことである
分かりやすく話そう、分かりやすく説明しようと思ったとき、分かりやすくできないことがあります。
そういったとき、大体は自分でそれを理解していないということが多いです。
難しいこと、複雑なことを分かりやすく説明するためには、自分がある程度それを理解していることが必要です。
聞かれた論点について、調べて理解したつもりになっても、説明しようとしたときに分かりやすくできないのであれば、理解していない。
その状態で無理に分かりやすくするのは無理で、もう少し理解してみる、事例にあてはめて考えてみるなどして、理解を深めることが大事になってきます。
うまく説明できないと踏んだら、潔く理解に徹します。
うまく書けないことも、理解していないことである
また、ある論点についてブログに書こうと思ったとき、うまく書けないことがあります。
なんとなく頭では分かっているつもりにはなっていても、書いてみようと思うとうまくいかないというケースです。
これもまた、理解していないからということが多いです。
話の方面にもよりますが、理解していることや得意なことは、結構サクサク書けるものです。
一方、苦手なことはうまく書けません。理解していないことも同様です。
こちらについても、理解に徹します。
普段から、どこが分からないかを模索する
税理士という仕事柄、説明すること話すことは、税金や会計、経理など、数字に関することが多いです。
こういった内容について、専門外の方に対しても分かるように説明できてナンボだと思っています。
ただ、世間的にどれくらい知られているか、どういったポイントが分からないかは、正確には分かりません。私が分かるのは、あれは難しいだろうな、という位のものです。
そのため、普段からどういったポイントが分からないのか理解するようにしています。
ひとつは、税理士会主催の税務相談会や経理のサポートの仕事に参加するようにしていることです。参加することで、普段は税金に触れる機会が少ない方と話す機会が得られます。
そうした場面で話すことで、どういったことが分からないか、疑問に思っているか知ることが出来ます。現場にある知です。
また、ふたつめは一般向けの税金本を読むようにしていることです。そういった書籍にどういったことが書いてあるか読むことで、一般的に分からないことが知れます。さらに、一般向けの本を読むことで、どういう情報を知っているかも分かります。
こうして、普段からどこが分からないのか模索することで、分かりやすく話すことに多少なりとも役立っています。
説明する、話す以上は、しっかり分かってもらいたい。仕事として当然ではありますが、なんとなくやっているだけ、自分の主観だけでは出来ないことです。
仕事のひとつの軸として、これからも続けていくことです。
編集後記
昨日は事務作業をいくつか。
昼はランチミーティング、午後は税理士会の定例会でした。クロスバイクで移動してました。
最近昼は暑く、夜寒いことが多いので、必死に風邪ブロックに徹しています・・・。