アウトプット・目的のない勉強は効果が低い。表現する先を確保しながらの勉強が、勉強の効果を引き出す。


大人になってからの勉強、とても大事です。多くのひとが本やセミナーや社会人講座で知識を習得したり、資格をとったりしています。日々、学びですね。

しかしながら、学びも、その習得したものを表現する場所があってこそ・・・。

今日は、あえて今さら、インプットとアウトプットについて考えてみます。

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理想の暮らしのはなし

私、野田翔一の理想のくらしは、山奥の静かな山小屋で過ごし、そこで日中、たくさん本を読み、好きなときに走りに行き、夜は早めに休む・・・というもの。

村上春樹さんの、「海辺のカフカ」で、少年が山小屋にかくまわれるシーンがありましたが、読んだことがある方はそれをイメージしてもらえればと思います。そのシーンでも、少年は本棚にあった本を読み、小屋の周りを散歩したり、ささやかな食事をするという過ごし方をしていました。

そんな過ごし方のなかで、これまで読んでこなかった本や読むのに時間がかかる難解な本をじっくり読んでみたいと思っています。というか、どんな本でも、本当はじっくり・ゆっくり読みたい性格です。普段は、仕方なしに速度を上げて、情報収集ばりに読んでいます。

しかし、こんな話をうっかり誰かにすると・・・

「仕事もしないで山奥でひたすら本を読んでても、それ(知識)を使うところがないんなら意味ないんじゃないのか?」

と言われることがあります。

確かに、今まで読めなかったが、その環境でじっくり腰を据えて、難しい経営哲学を学んでも・・・それを応用・実践は出来ずに、知識の蓄積で終わってはしまいます。

私は、その生活、あくまで理想とは思って話をするのですが、やはり周りの猛者にそういう話をすると、読む・インプットだけじゃダメだ論の話になることがあり、現実に引き戻されます。

そんなことが何回かあったなーと、今朝思い返してみて、日々、本やセミナーで学んだことも、山小屋で知識の蓄積として終わったように、現実の世界でも知識で終わらせてしまっていることが多いよねー、なんて思ったわけです。

表現する先はあるか?

インプットとアウトプットは密接に絡んでいて、相乗効果で意味がある、とは分かっていても、インプットだけで終わってしまうことは多いかもしれません。とはいえ、すべてのインプットをアウトプットにつなげるのも、至難の業かもしれません。

仕事の技術に関する本を読めば、即日にその技術を仕事に活かせるかもしれませんが、そういった本以外にも、経営哲学・仕事術・ふるまい方・人間性・スポーツ・芸術など、仕事とは直接関係ないが、間接的につながるもの、そして仕事というよりかは自分そのものを高めてくれる類の本も読むかと思います。セミナーや講演でも同じように、受講するかと思います。

そうやって、取り入れた知識は、自分のアタマの中にある仕事・暮らしで得た膨大な知識や思いと絡んで、新しい発想を生むことと思います。しかし、これもアウトプットを意識して行わなければ、新しい知識は沈んで終わってしまうかもしれません。

アウトプットを意識するものとしてはこんなものがあります。

・仕事で直接使う

・ブログや日記で書いてみる

・取り入れた知識を集約してセミナーをする

・取り入れた知識を既存の知識とつながるか日々考える

など

他にもたくさんあると思いますが、やはり、新しいものを取り入れたら、それをガソリンに行動に移すことがアウトプット上、大事になってくるかと思います。

正直いって、特に若い世代で勉強熱心な人は、知識の習得に熱をあげてはいるのですが、アウトプットする先が少なということで、悩んでいるという声も聞きます。まだまだ仕事で直接使う機会も少ないし、不完全燃焼感が否めないようです。

私にはブログ仲間というのがいますが、その仲間がブログを始めた理由は、だいたいがアウトプットを目的とされています。独立されて営業目的の方でも、半分はアウトプットを目的としていると聞きます。

仕事の知識・それ以外の知識が、それぞれ合わさって、仕事の知識が仕事以外に、仕事以外の知識が仕事に、効いてくることもあります。そのためには、アウトプットをして、積極的に考え、それを文字にして出す、ということが重要になってきます。

自分のペースでしっかり出来るなら日記でも良いし、ペースがつかめないというなら公表を前提とするブログ、他にもツールはあるかもしれませんが、要するに、表現する先を設けることがアウトプットを成し遂げるために必要というわけです。

自分に適した、表現先を考えて、そこで表現してみましょう。

食事に例えれば、アウトプットはあたり前に重要

ここまで、インプット・アウトプットについてみてきました。

知識は無形なので、容量を意識しづらいというのも事実です。

食事で考えれば、食事は、動くため、活動するために取り入れるものです。ただただ食べ続けているだけでは苦しくなって、食べられません。知識についても同じく、取り入れて、使って循環させるものです。ただただ取り入れているだけではしんどくなるのも当たり前ですね。

知識・勉強生活にアウトプットはつきものです。インとアウト、意識して繋げましょう。

私の理想のくらしはまだまだ遠そうです・・・。

編集後記

風邪の残りがやや残っていて、若干だるいなか過ごしていましたが、いよいよ抜けそう・・・。

明日か明後日には復活出来そうです。

治ったら、朝ランを再開します。これに際して、時間レポートする予定です。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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