先日、FP3級の試験を受けてきました。
資格試験のようなものを受けるのは、実に久しぶりで、税理士試験や簿記検定を受けていたときの感覚が少し、沸き上がってきました。
資格試験は、いかに「できている」と思って問題を解き進めるかが、合格に到達できるかどうかを決めると思います。
できない問題は、できない感が10割増しになる
資格試験の本試験で受験問題を解いていると、様々な心理に立たされます。
喜怒哀楽。そのなかでも、目立つのはネガティブな方面です。
先日受験したFPでも、その感覚はありました。
問題を解いていると、当然のことながら、わかる問題と、わからない問題があります。
FP試験でも、午前の学科で、試験が開始されてすぐに、わからない問題にぶつかりました。その後も、続けて3問、わからないというものがあって、「これはいかん・・・」という感情が湧き出てきました。
それでも、わからない問題をいくつか後にしつつも、次からは大丈夫と思いながら、気を持ち直して解き進めました。
そんな不安はありつつも、帰って答えを合わせると、60点中51点でした。
試験を振り返って思ったのですが、わかった問題は解きながら1(いち)を積み重ねる感覚で認識しますが、わからなかった問題は1問だけだとしても、いくつも間違えたかのごとく、その重みは10割り増しのように感じるということです。
この心情でいくと、1問出来なくて焦り、続けて3問も連続して出来ないと、もうダメな気がしてしまうものです。
実際は、わからなくて出来ない問題があっても、それは自分の被害妄想であって、案外悪くないことも多い。
試験に挑むメンタルは、判断に迷う問題や確信を持って解けない問題でも、「これで出来ている」と思って解き進めるべきです。
できないと思えば、できない方に流されてしまう
何問か続けてわからない問題があると、もうダメな気がしてしまう。
そんな問題でも、これと決めてとりあえず解いて書いたのなら、それはそれで出来たことにすることが大事です。
「ダメだダメだ」と思うと、本当は出来るはずの次の問題にも悪い影響を及ぼします。
私が税理士試験で簿記論をやっていた受験初年度は、これが原因でボロボロに不合格になっています。
模試から本試験まで、一貫して「できない」に支配されてしまいました。
具体的には、出来ない・わからない問題が数問続くと、それ以降の本来出来るはずの問題をいい加減に解くということをしてしまっていました。
問題文を雑に読む、計算を集中して出来なくなる、字が汚くなる。全体的にいい加減になってしまっていました。
決められた時間で、決められた基準に達する解答を作るという資格試験のメンタルを、うまく作れていなかったと言えます。
出来ないと思えば、どんどん出来ない方に流されてしまいます。
出来ない問題があれば、なんとか解いて、もう振り返らない。次に行く。
不安な問題は、とりあえず解けたのだからOK、大丈夫と思う。
基本スタンスは「できている」「できる」でいくことが大事。これができてる方へ持っていき、結果、合格に近づけるということです。
絶対に合ってると思いながら解こう
FP3級の受験ではありましたが、久々の資格試験の受験で、税理士試験時代の感覚を少し思い出したので、問題にどう向かうか、「できている」メンタルについて、書いてみました。
税理士試験のみならず、資格の試験は、ある程度の準備期間を経て、試験当日は短い数時間で問題を解き、準備の成果が問われます。
この2時間なり3時間なりの時間で決定するのですから、「できている」と思って前を向いて、やっていくしかありません。
そのことに気付いてからは、資格の試験は、そういうメンタルでやるようにしていました。
また、「できている」と思って解き進めることと併せて、絶対に合ってると思って1問1問を解くという気持ちも大事です。
準備が整って試験には臨んだが、解答プロセスが難しいため、解き方は分かっていても途中で間違える問題があります。
そういう問題は、絶対に合ってると思いながら解くことが大事だと思っています。
これについては、似たようなことを以前、記事に上げています。
税理士試験・簿記検定の電卓タッチは、「絶対に合っている」という、メンタルで制する。
参考にしていただければ。
資格試験は、メンタル・気持ちまで制してこそ、安心して挑めます。
編集後記
今週は月曜日から続けてクロスバイクで移動をしています。
ただ、汗がすごいです・・・。
そろそろ夏の自転車移動を考えないといけない季節です。
これについても近日、記事で上げたいと思います。