今日はさいたま市内の小学校へ行き、租税教育講座の授業を担当してきました。
これから成長して、大人になっていく小学生に、税金とはどういうもので、なぜ納めなければならないのか?など、税金について知ってもらうためのものです。
しかし、今日この授業を行ってきて、私がいつも言っている、「わからないをわかる」、が、若干崩壊しつつありました・・・。
改めて、話すこと・人に説明して理解することの難しさを感じました。
租税教育初挑戦の日
租税教育の授業は、今日が初めてでした。
大宮税務署管内の租税教育は、税務署・税理士会・その他行政などで行っているようで、税理士会の担当分がまだ枠があるからということで、先月12月にやってみないかという話をもらいました。
今後はセミナー開催を増やして、軌道に乗せたいという気持ちもあったため、人前で話す回数をもっと重ねておきたいという理由から、即答してやることにしました。
また、租税教育として授業が出来るのは、税務署関係以外では税理士だけです。この貴重な経験は、一度はやっておきたいというのも、大きな理由といえます。
そんなこんなで、今日は初出陣してきました。
授業をやるにあたって、一度他の授業を見学に行き、実施要項や資料も読んで、授業内容を作って、流れを用意して、ある程度準備はしてきたつもりでした。
まぁこれでなんとかなりそうだな・・・と踏んでいました。
しかしながら、相手は小学生です。そう簡単にはいきません。(笑)
「わからないことをわかる」ように話すということ
今日の授業では、最初に授業の目的を話しました。
・働き始めてから年金をもらい、亡くなるまで税金は一生付き合うものであること
・一生付き合う税金なのに、大人でも知らない人は多いということ
・長く付き合うなら、知っておこう
・今日はそんな税金の基本中の基本を知ろう
このように目的を掲げてみました。
そのうえで、本編として「税金はどう集めてどう使うか?」という話をしたわけです。
しかし、この目的と本編がうまく繋がらなかった・・・!
「ただ一方的に話すだけじゃなくて、目的意識を持って聞いてもらいたい!!」なんて言いながら格好つけて内容を作ったわけですが、これが難しい!まともにやるのは難しい!
ここは、もっと改善の余地があるポイントだなと実感しました。
授業をやっていて、この繋ぎがいまいちしっくり来ず、私が仕事のスタンスとしていつも言っている、「わからないをわかる」、が、崩壊しかけた気がしました・・・。
普段、一対一にしても、一対多にしても、仕事で税金や数字の話をする相手は、基本的に大人相手に話すことになります。
大人相手だと、話す内容がだいたい伝わっていれば、相手はなんとなく考えて、理解してもらえるか、仮にもし分からなくても、分からなくても問題なさそうな話なら流してしまうこともあるかもしれません。
ただ小学生が相手となると、わからないものはわからないという反応をしてくれます。話して、伝わってなければすぐに反応が出てきます。これは有難いことです。
今日の授業では、授業の作り込みが甘い箇所があってか、そんな感触を受けた気がしましたね。
来週も、他の学校での授業があるので、そこに向けて修正を入れてみようと思っています。
子どもから大人まで、誰に対しても分かるように話してこそ、「わからないをわかる」スタンス。ということでしょう・・・!
今日は、「わからないをわかる」これを見直す良い機会になりました。
編集後記
今日は朝から租税教育の授業へ。
2コマ終えて、声が少し枯れていました。
話し方も気を付けた方が良いのかもしれません・・・!