本を読んでいると、この本「今」読んで良かったな、と思うことがあります。
「今このタイミングで」読むことで、読書の効果はより高まる気がするのです。
「今」、そして「読書のその先へ行く」ための読書です。
インプットとそれを活かすための読書
まず、読書は何のためにするでしょうか?
大人になってからする読書は、基本的にない時間の中を使ってする読書であるため、仕事や生活に活かすための知恵・知識を取り入れるために読むことが多いと思います。
ということは、それらのインプットのために本を読むという形はとっているにしても、読書のその先が読書の目的ということになるのでしょう。
読書をして、その本を読んだなかで得た知恵・知識を、なにかを達成するため・なにかを解消するために利用する。
そのための読書だとすれば、いま抱えている問題だとか、悩みだとかにコミットした内容の本を、そのときに読むことが一番読書の効果を高める結果となるのではないでしょうか。
「今このタイミング」の「今」の読書
つい先日読んでいた本があるのですが、まさにその本が読んでいて「今だな・・・」という本でした。「今」このとき、このタイミングで読んでよかったと思ったのです。
そのとき、いろいろなビジネスに関する本をいくつか読んだあとで、仕事への姿勢と熱意とか、そしてそれに対する対価についてどうあるべきなのかアレコレ考えていたところでした。
仕事の質は高い方が良いが、そのためには必然とお金がかかる。その仕事の質をもって対応することで相手への貢献となる。
しかし、質を高めるためにお金をかけるなら、その投下まで含めた対価を相手からもらわなくてはいけない。それは相手への負担か?などなど・・・。仕事の質と対価について、考えていたわけです。
そんななかで、ちょうど手に取った本が、そのもやもやをストンと落とすキッカケとなったわけです。そして、「今読んで良かった・・・」となったのです。
本は、今自分がどういう状況にあるかに関わらず、良い本というのはあります。ただ、どんなに良い本であっても、今自分が抱えている状況や問題や状況とかけ離れた題材であるとすれば、おそらく関心は低いはず。読むには読むが流してしまってイマイチ入ってこない。あるいはどうもしっくり来なくて、読み切れずに途中で読むのをストップしてしまう。なんてこともあるかもしれませんね。
読書の効果を高めたい、きちんと読み切り読書を時間の経過だけにしない、というのが希望であるなら、読んだその先まで見据えた本の選択・読書を意識したいところです。
読むだけで終わらない、読書のその先へ
読書は、読書のその先まで考えて読まないといけない。このことに気付いてからは、読書への意識が変わりました。
私の場合、本の積読(つんどく)が永遠の課題だったのですが、この1年くらい、いかに本を積読させずに読み切るか?ということを考えていて、ここ12月にきて、いよいよ答えのようなものが出た気がします。
本のその先の、その先が最初にあって、そのための本に出会えたのであれば、100%の状態と言えるかもしれませんが、なかなか100%で出会えるかというと難しいところです。
よりその状態に近づけるという意味では、書店で手に取ってめくることが出来ればめくってみて、その本を読むことで、読書のその先へ行けるかどうか考えてみる。
それで結構行けそうな感覚がすれば買って読んでみる、ということです。
その先へ行くことは第一条件として、そしてその次としては楽しく関心がある状態で読めるか、本を読み切れるかということも、積読革命を起こしたい自分としては無くせない要件です・・・!
編集後記
今日は一日仕事・・・。年末調整でした。
年末の税理士らしい税理士もやってます・・・。
今年もあとわずか。一日一日を大事にしたいですね。