昨日、本棚の整理をしながら前に読んだ本をパラパラとながめていると、ある本で手が止まり、ついつい読み込んでしまいました。
じゃあ、なんならこの本をブログで取り上げてみるか、と思い至ったので、最近出た本ではないですが、あえて今回取り上げてみようと思います・・・!
大宮エリー「なんとか生きてますッ2」
昨日読み返していたのは、他でもない、大宮エリー著の、「なんとか生きてますッ2」。
すでにパート1も出ていて、今回読んでいたのはそのパート2です。
どういう人かということで、本の後ろの経歴を見ると、作家・脚本家・映画監督・演出家・CMディレクター・CMプランナー・画家とあります。いろいろやっているという感じですね。
この本は、この大宮エリーさんがふだん仕事や遊びを通じてあった出来事をおもしろく綴っているエッセイで、書かれている行動や出来事はメチャクチャで、大人が日々暮らしていくうえで参考になる話が結構詰まっています。
たとえば、飲みに出掛けて、飲みすぎて、記憶がないまま何件もハシゴをして色々人に絡んだり電話やメールを送りつけて、朝二日酔いで起きながら後悔する話。
仕事がら、日本中を移動するため、いろんな所でいろんな人々に出会う中でのおもしろ話。
トラブルに巻き込まれる話、などなど、結構笑えるしタメになる話も詰まっています。
いろんな話があるなかで、その所々で参考になる言葉や考えが含まれているわけです。
今回は、特に読み返していて良いな!と思ったところがあったので、紹介してみます。
やるのが面倒・嫌だと思う仕事のとらえ方
仕事をしていると、そのなかでもやるのが面倒・嫌だと思う仕事ってありますよね。
やらなければならないのはやまやまでも、期限が許せば何となく先延ばししてしまって、延ばせば延ばすほどかったるさが膨張していくような感じになったりすることあるかと思います。
税理士業界の仕事でいえば、会社の資料を預かって、記帳代行をする仕事があります。
これが一気に何か月分、あるいは1年分となると、資料の山を整理して、必要なものをピックアップして、とにかく処理する・・・。そして、資料に不足が出て催促もしなくてはいけない。
それにつけて、相手があまり協力してくれないというケースもまれにあります。
このパターンの仕事は、おそらく仕事としてやらなくてはいけないとしても、やることを考えると腰が重いかもしれませんね。
とにかく、なんでも一気に大量にさばくという仕事はやる前は大変さを考えてしまって、なかなか手がなかったりするものです・・・。
でもやらなければいけない!
そこで、「なんと生きてますッ2」の141ページからの、翻訳の仕事をしていたお父さんとのエピソードの話で、なかなかタメになる言葉があります。お父さんの言葉ですね。
「仕事とかやらなあかんこと、イヤやろ。やるまでがイヤやねん。そやから、目をつむってまず、えいっと机の前に座る。それで、えいっと、鉛筆握ってまず一文字書く。そしたらそのまま乗って仕事できるねん。やりはじめたら案外大丈夫なもんやねん。」P143
おー、まさにこれは・・・。という言葉。体感できる言葉だと思ってしまいました。
とにかくやってみる。やる前はイヤでもとにかく始めてみる。そうすればなんとかこなせるもんだってこと。そう考えれば、やる前にあれこれ考えるのも、無駄な事。
このエピソードのこの言葉はそんな仕事の壁をぶち壊すパワーがあるじゃないかと、一人で納得して感動しちゃってました。
どうにかなると思える仕事術。
他にもいろいろ読んでます
今回のパート2と以前出たパート1の他に、それより前に出たエッセイ集もあって、そっちも読み込んでます。
まぁ結構生き方とか、パーソナリティーとかの作り方考え方で参考にしている部分が多いです。こんなんで良いのか~、これじゃ固かったな、とか読みながら考えてました。
エッセイではあって、バカらしい話もあるわけですが、案外、仕事に生きるエッセンスがエピソード・実務で綴られてるので、理論からくる仕事術とは違って、体感できる仕事術という感じです。
と、勝手に思っています・・・!
気になったらぜひ。参考になるかもです・・・!
編集後記
そろそろまた本の買取申し込みを出そうか検討中です。
けっこう読んだ本がたまってきましたしね。
サッと読んで、サッと片づける・・・が理想です。(イマイチできていませんが・・・)