失敗は成功のもと。
まぐれやたまたまはあっても、本当の成功は失敗なくしてあり得ないでしょう。
しかし、失敗をするためには、1アクションを起こさなくてはいけません。何もアクションを起こさなければ、成功は疎か失敗すらすることはできないわけです。
とはいえ、日々のなかでアクションを起こすのは限界があり、ある程度の回数に限られてしまうものです。
そんななか、ブログ書きは1アクションであり、1記事1仕事を仮想仕事的に回せ、毎回失敗を摘み取ることが出来ます。
1アクション1仕事はとにかく一度回さないと結果は出ない
ひとつの仕事を1から10まで回す。
たとえば、先週末に行ったセミナーを例にして1仕事を考えてみましょう。
セミナーを開催するにあたっては、
1 セミナー内容を企画する
2 セミナー告知する
3 会場を決める・予約する
4 セミナーの申し込みを受ける・メール連絡する
5 セミナー内容を固める・資料に落とす
6 当日会場に行く・事前準備(机イスの配置、プロジェクター設定など)
7 セミナー開催
8 終了・後片付け・撤収
9 懇親会があるなら移動・仕切り
10 すべて完了、反省材料をまとめる
と、10ステップでうまくまとまりましたね・・・!(笑)
このように、セミナーをひとつ企画して、実際に遂行して完了させるまでには、企画段階からの下準備と途中経過、そして当日開催と、最後に次回へのフィードバックを含めて多岐にわたります。1から10までで、時間もずいぶんかかっています。
私のこのセミナーの場合、頼る人もいないので全部自分でやらなければいけないわけで、通常の何人かで運営するものと比べれば勝手はずいぶん違ってくるかもしれませんが、セミナー主催というひと仕事をやるということだけでも、企画・遂行・反省まで含めて、とにかく回すまでにいろいろと手間はかかってきます。
とはいえ、一度回さないと始まらないし、頭のなかで考えてシュミレーションをしていたとしても、一度こなした場合とは大きく後手に回ることになるでしょう。
企画を練り続けてアクションに出ないのと、企画そこそもでもアクションを起こしているのとでは、大きな違いといえます。
物事をある程度のカタチまで持っていくには、アクションを繰り返して失敗と成功を繰り返さなければいけないと思うわけです。
こうやって、いろんなアクションや物事で企画・遂行・反省を通して、失敗と成功の繰り返しが構築されていきます。様々な失敗と成功を繰り返していくことで、少しずつレベルアップしていくのでしょう。
しかし、多くの失敗と成功を繰り返すのがベストとはいいながらも、リアルな現実でそれを多くこなすというのも、限界があるように思います。
そのために、ブログを書くという行為を通じて、企画・遂行・反省という過程を体験し、失敗からの反省と次への成功を目指すというシュミレーションが出来るのではないかと思うのです。
失敗と成功、そしてブログ
ブログが単なる状況報告や出来事の記録だけではなく、インプットやアウトプットのツールとして利用していたり、考えていることや思いを伝えたり、自分の強みとなる情報の伝達や情報整理など、ある程度の意味を持って書いている場合であれば、なにかを書くかどうかはある程度考えて、いざそれを書くとなればどう書くか検討・調査・執筆・内容を精査して書き上げ、書いたあとにはどうだったかなと考えたりして場合によっては反省をしたり、一連の流れを周到していくことになります。
この流れが、リアルなアクションでいうところの、
企画・遂行・反省の3ステップにまとめられるわけです。
企画は、ブログを書く前段階です。
書きたいことがあればその書きたいことについて調べ、書きたいことが現時点でなければ何か書くか考える。そして、書く書かないかは別として、なにか興味があることがあればそれを思い出したり引っ張り出して、書くという方向につなげてみる。そして、書けるな!書きたい!書こう!となれば、次のステップへ移行します。リアルアクションでいうところの遂行です。
そして、ブログを書くという遂行のステップ。
ブログを書くという段階においては、準備したことや用意したことを実際にやる・進める・こなすというステップです。書くことそのことが、遂行です。途中ああだこうだあることもありますが、書き上げれば遂行完了です。
ブログを書き上げて、アップして公開すれば、リアルアクションでいえば撤収し、反省会に移行します。
ブログを書き上げたあと、なにかと考えたりすることはあります。
いざアップし終えたあとで、「あぁ!これも書くはずだったのに忘れた!」とか、「これも書けたな!」とか、書きもれについて思案したりするのです。
また、書き終えたあとに、起承転結や話の順序、メインテーマについての目的とゴールなどが気になることがあります。「イマイチ筋が通ってない気がするな・・・」と若干思うこともあります。
また、税金や会計の記事であれば数字や日付などが出てくるわけですが、その値が間違っていたり、タッチミスがあることがあります。これについては自分で気付くこともあれば、誰か知り合いが知らせてくれることもあります。
このようにして、書き上げて遂行したあとに反省、次への課題や手法も見えてきます。失敗を研究して、次につなげるというステップです。
この甲斐があってか、たまに自分で納得がいったり、見てくれた誰かから「あれ良かった!」といわれることがあり、それがある意味で成功といえるのかもしれません。
このようにして、リアルアクションではないながらも、ブログ書きを通して、失敗からの成功を構築するための、企画・遂行・反省が回せる仮想仕事を体験することができます。
失敗を重ね、成功に持っていくプロセスを学ぶためのブログ、ローリスクながら、貴重な存在といえるかもしれません。
ブログは仮想仕事ながら、外的要因も体験できる
ここまで、失敗は成功のもと、失敗を重ね成功をつかみとるとる体験をする仮想仕事としてのブログについて書いてきました。
まぁ、要するに、そういった過程を通して、パワーアップできるよ!ブログ良いよ!ということを書いてきたわけです。
こうやって、企画・遂行・反省は、自分自身のなかで行われるわけですが、仮想仕事といいながらも、実はブログであれば外的要因も、体験できます。
たとえば、私のこのブログであれば記事ランキングが載っていますが、記事ランキングの上位に上がるのは、実は自分では、「イマイチだったかな・・・?」と思う記事だったりすることもあります。また、その逆もしかりで、ランキング外の記事もGoogleのリサーチで記事がどれくらい見られているか確認することができるので、「満を持して上げたけど、思ったより読まれてない・・・!」ということもあるわけです。
客観的なよその評価も、ブログでは体験することができ、売上や業績などのリアルな数字なようでおもしろいです。そして、そこからも学ぶことはたくさんあります。
ブログを通しての仮想仕事。
リアルなアクションには程遠いかもしれませんが、企画・遂行・反省を毎日、あるいは結構な頻度で体験できるのは、ブログの強みを表し、大きな意味を有しているといえるでしょう。
編集後記
今日は千駄ヶ谷東京税理士会にて、消費税の研修会でした。
新しい改正や、最近の改正論点のおさらいなど、税務インパクトが大きい論点が多く、帰り道は若干頭が重かったですね。
消費税はちょっとした事務手続きやスケジューリングの違いで、税金が大きく変わってきます。数年後に延期された税率10%と、軽減税率やそれに絡む論点も、ボリュームが多く重要になってくるのは間違いないです。
今日の研修内容を受けて、消費税に関する記事も久々に上げてみようかなと・・・。