「税理士はなにをしているのか?」と、よく聞かれる理由は、シンガーソングライターと社労士から解き明かせる。


「税理士ってなにをしているんですか?」とは、よく聞かれることです。

なぜ、よく聞かれるのか考えてみると、ひとつ案が浮かびました。

その理由は、シンガーソングライターと社労士から解き明かせそうです。

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ネーミングだけで仕事内容が読めるか?

シンガーソングライターとは、その名のとおり、シンガーでもあって、ソングライターでもあります。

ソングライターとして自分で曲を作り、シンガーとして歌います。

シンガーソングライターは、そのネーミングを見ただけで、何をやっているのかが分かりますよね。

「シンガーソングライターの星野源さんが、今日のゲストです・・・!」という感じで、その紹介を受けて、「なるほど!」と思える節があります。

また、税理士とつながりのある、社労士という仕事も、ネーミングだけである程度、何者かかが読めます。

社労士は、社会保険労務士。社会保険と労務を扱う士業。

「社会保険関係と労働問題を扱う感じですね、なるほど!」と、スムーズに理解できそうな感じです。

これらと税理士を比べるとどうでしょうか?

税理となっているところが、ネーミングだけで仕事が読めない気がしなくもありません。

「税理ってなんだろうか?税金とは違うのかな?」という感じで、「何している人ですか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

ただ、税理士というネーミングは、税務代理士という過去の名称から来ている部分もあります。税金士ではなく、税理士であるのには、理由があるわけです。

もしかすると、税務代理士だったら、「お~なるほどね!」と、すんなり理解してもらうことができ、行けそうな気もします。

とはいえ、税務代理士より、税理士というネーミングの方がスマートではありますが・・・。

税理士がなにをしているか分かりにくいのは、ネーミングで惑わされているところもあるような気がします。

また、これに加えて、仕事の内容が世間に浸透しているかどうかも、仕事を知られる上でのポイントになりそうです。

仕事内容が世間的に身近か?

仕事内容が世間的に身近であるかどうかを語るために、再度、社労士を引き合いに出したいと思います。

実際の仕事内容は多岐に渡る社労士ですが、社労士というネーミングから読み取れる、世間体に身近な仕事内容があります。

・社会保険労務士の、社会保険という側面

社会保険と聞くと、日本で働く多くの人々がサラリーマンとして従事していることを考えると、会社を通して加入する、健康保険や厚生年金を思い浮かべることができます。

それらの手続きや相談をしているという説明をすれば、「なるほど!」と、合点がいきそうです。

社会保険は、多くの方が加入しているので、身近感は出ますよね。

・社会保険労務士の、労務という側面

労務と聞けば、労働問題をイメージできるでしょう。

労務に携わっていなくても、「監督署に駆け込めばいいのに・・・」とか、ニュースを見ながら思ったりすることもあるでしょうし、労働問題は、多くの方が労働をしていることを考えると、身近にならざるを得ません。

残業や労働時間、待遇などの労働問題の相談は、身近にイメージしやすのではないかと。

・では、税理士はどうか?

税理士の仕事を簡単に説明すると、「申告の相談と申告書の作成」となります。

ただし、この申告と申告書というキーワードが実は身近ではないというのが、ここ数年、仕事について聞かれたときに話した印象で分かりました。

税金それ自体は、消費税や固定資産税や自動車税などで知られていて、身近な感じになっているが、基本それらは「自動的にかかってくる」というもので、通知がきたから納める、店で払えと言われるから払う、というもので、別に自分が何か申請をして払うというものではない。

所得税や法人税、相続税を納める必要がある場合は、自分で申告書を作って、その申告書で計算した税額を納めるという手続きを経るけれど、「申告」というのが、身近ではないらしいのです。

というのも、日本で働く多数派であるサラリーマンとして働く場合、申告をする必要が基本的にない。

会社で年末に年末調整をするので、それが確定申告の代わりになる。

これを理由に、「税金をどうして、なにを申告するのか?」と言われることも、たまにあります。

申告しないように促しているから、それが便利だから、それはそれでOK。

ただ、税申告が身近でないことが、税理士の仕事が身近ではなく、世間的に知られないとなるのかもしれない・・・と。

税理士という仕事について、ネーミングと仕事内容から、熱く考えてみました・・・!

過去に書いた、年末調整についての記事、上げておきます。

なぜ年末調整をするのか?年末調整とはなにか?サラリーマンの簡易確定申告として年末調整を見る。

今後はより、分かりづらくなるかもしれない「税理士」

ここまで、「税理士ってなにしてんの?」と聞かれる理由について、考えてみました。

ただ、申告書を作ったり、相談を受けたりすることは、あくまで依頼を受けてするもので、申告をする必要が人が、自分でやるというのも、全然アリです。

最近、AI技術のニュースが多いですが、今後、過去は仕事として成立していたものが、AIで誰もができるようになれば、今の仕事は将来、仕事として成立しない可能性もあります。

そうなってくると、税理士を軸としつつも、もう少し幅を利かせて仕事をする必要も出てきたりして、より仕事を説明することが難しくなるのかもしれません。

そのときは、そのときですが・・・。

編集後記

先日ジムを解約したので、気になっていたパーソナルトレーニングを検討しています。

一度体験してみて、良さそうならしばらく続けてみようかと。

近々行ってみます・・・!


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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