仕事をしていると、多少なりとも面倒に思うことというのは出てくるものです。
しかしながら、そういう仕事だからこそ大事にすることで、結果として大きな面倒は防げます。
小さな面倒に隠れる大きな面倒
先日、ひとりで狭い道を歩いていると、右手の方から大きな車が曲がってきました。
道が狭いので、車が曲がり切るまで、手前で待っていることにしました。
しかし、その道路。私の左手の先=車が曲がってくる先に、原付バイクが路駐してありました。
「車の右バンパー、バイクに当たりそうだな・・・」
狭い道だったのですが、車はバイクにスレスレで、一発で曲がろうとしていました。
「いや、一発じゃ無理だな。バイクに当たって倒れるな・・・」
車の方もそう思ったのか、相当ギリギリ、ぶつかる手前の手前くらいの位置で思い直したようで、少しバックして切り替えし、ぶつかることなく曲がり切っていきました。
道が狭いとはいえ、切り返す余裕はあったので、もう少し余裕をもって切り返せば安心という場面でした。
いずれにしても、バイクが倒れなくて一安心でした。
その後、この場を後にして歩きながら、さっきの場面を思い返していました。
「案外、自分でもやっているかもな・・・」と。電柱などがあり、一度でも切り返すのを面倒に思って、一発で通ろうとしてしまうことが。切り返せば難なくやり過ごせたのに、それを面倒がることで、擦るリスクを背負います。
小さな面倒を回避することで、かえって大きな面倒を引き起こします。
そこで思いました。これって、仕事も同じだなと。
その場をやり過ごすより、長い目で見る
仕事についても、小さな面倒がいくつかあり、それをいくつか経ることで、完了に向かいます。
先日のワンシーンで、面倒でも、小さな一つ一つを丁寧につぶしていくことが大事であると実感したところでした。
日々、毎日仕事をしていると、仕事を流してしまうことがあります。流れで仕事をするようになります。
そうなると、意識してかしなくてか、次から次へと進めていくことが目的になってしまいがちです。
その過程では、小さな面倒があったときにそれを見過ごしてしまい、結果大きな面倒を引き起こしてしまうということもあり得ます。
とても小さなミスが原因となり、それが結果として大きなことを引き起こすようなことが。
そうならない・そうしないためには、車で無理に曲がろうとしないのと同様に、一つ一つに向き合っていくことが大事になってきます。
その一瞬一瞬では、その場をやり過ごしてしまいたくなるところを、ぐっとおさえる。長い目で見て考える。
こういうことが大事ですね。
その場しのぎは、これまでを台無しにしてしまう
その場しのぎは、これまで培ってきたものを台無しにしてしまう恐れもあります。
車とバイクなら、これまできれいに乗って来たものが破損して傷つき、下手をするとけがをする可能性もありました。
そういえば、先月都内のカレー屋に食べに出かけた際も、気持ち悪そうにして、いかにも調子が悪そうなお店のスタッフが対応していました。その日の営業は回せるでしょうが、お客が不調を起こして数日間営業停止というリスクもあります。
その場しのぎは、その場をやり過ごす以上に大事なものを無くす可能性がある。
たまたま見かけたワンシーン。「気をつけろよ」と言われたと思い、日々気を付けたいところです。
編集後記
昨日は納税相談対応の後、不動産所得申告を作成。
「年に一度の所得税申告は忘れがち」とは税理士あるあるなのですが、一年を通してブログでも所得税ネタを書いてるからか、案外問題なく。細かいところは確認しつつですが、出来ています。