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経理で売上と利益だけではなく、経費も見ておきたい理由。定期的に発生していて不要な経費はないだろうか?

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会社の数字を見るとき、売上と利益、原価率や利益率といった大事な数値を確認すると同時に、定期的に見ておくことをおススメしていることがあります。

それは、定期的に生じているもので、なんとなく支払い続けている経費はないだろうか?というものです。

売上と利益は見るが、経費は意外と見られない

会社の数字を経理で把握するとき、特に気にされるのが、売上と利益です。

売上自体の数字がどうであるか、そして前年比で上がっているか、どういう違いがあるか。

まず、利益は出ているか、粗利、営業、経常利益はどうか。そして、こちらも前年比でどういった違いがあるか。

多くの場合は、この程度の確認で済まされてしまっているケースが多いかもしれません。

もちろん、これでも十分ではあるのですが、定期的に確認をするようにお話していることがあります。

それは、払わなくても良い経費を支払っていないかどうか?

売上や利益ほど、経費の内訳は見られていなかったりするもので、実際よく見てみると、少なからずそういった経費が入っていることに気づきます。

経費が減ればその分の利益は増えます。過剰な経費削減は好きではありませんが、定期的に生じていているけれど、実は不要である。そんな経費くらいは、見直してみる価値があります。

当初は必要だったけれど、今はもう使っていないもの

経費を見直してみると、当初は必要であったけれど、今はもう使っていないというものがあったりします。

たとえば、

・以前は参加していたが、今はご無沙汰な勉強会の月会費

・一時期は利用してたけれど、いまは使っていないサービス

参加していたときや、使っていたときは重宝していたけれど、いつの間にか遠ざかっていたり、そのうち使うかなと念のために継続しているというケースがあります。

これらは、気づいてはいたが解約をするのが面倒でそのままというケースもあれば、気づけばそのままで忘れていたという場合もあるでしょう。

気づいて、しばらく使っておらず、実際に不要であれば解約してしまいましょう。

私も、しばらく使っていないネットサービスがあったのですが、解約は案外簡単でした。

しばらく使っていない場合、運営会社が途中で変わっていたりしますが、申込時の社名で検索すると、引き継いだときの情報は案外と見つかります。私の場合もそうで、引継ぎ先に電話をすると、すぐに解約申込書を送ってくれました。

解約するとなると気が重いですが、やってみると結構簡単です。

見つけたら、サクっと解約してしまいましょう。

付き合いで加入したサービスやものはないか?

経費を見直したときにあるのが、知り合いや付き合いのある人から紹介されたサービスや商品の購入にかかる支払いがあったりします。

「まぁ、付き合いで少しだけ・・・」というもの。よくあります。

これについては、一時期使っていたけれど今はご無沙汰というケースから、そもそも一度も利用しなかったということもあり得ます。

これについても、特に利害がなければ解約してしまいたいところです。

ここで気になるのが、相手のリアクションです。

「解約するって言ったら、気にするかな・・・」といったもの。

これも、思っていたよりドライであることが多いです。

言いようもあり、「悪いのだけれど、いま厳しくて・・・」こんな様子で伝えるのも手で、付き合で加入した勉強会を退会させてもらったこともありました。

こうして相手を気にしていたところ、相手からは特にそうした素振りはなく、ドライに解約できてしまったということもあります。

または、知り合いの人はすでに担当が変わっていて、付き合いも何もなかったということもあり得ます。

これについても、見直してみましょう。

最初は安かったけれど、そのうち高くなるものも注意

多くのサービスで多いのが、

「初回無料」

「三カ月無料」

「一年間は980円」

など、最初は安く、そのうち定価に戻るというパターンです。

さほど必要ではなかったけれど、営業や勧誘の際に、「まぁ使うかな」と思い、当初の無料に惑わされつつ始めてしまうということがあります。

当初は、「使わなかったら、安いうちに解約すればいいかな」と思って始めるも、期間を過ぎて料金が発生してしまうということがあり得ます。

こういったものにも気を付けましょう。

いま無料期間であれば、気に留めておく、無料のうちに早くも止めるというのも手です。

こちらについても、ぜひ見直してみましょう。

定期的ではあったが、見直してみると案外大きい

こうして見直してみた経費、特に自動引き落としやクレジット決済であれば、余計に見直す価値はあります。

自動引き落としやクレジットの場合、それが何なのか分からないという問題もありますしね。

特に、定期的に経理をやっておらず、半年や年に一度といったように、税金計算のためのみの経理をしている場合は過剰に多い場合もあるので注意です。

どんぶり勘定になっていると、お金が手元にあれば儲かっていると思ってしまうため、経費を見直すキッカケがありません。ショートしてきてはじめて気づくのであれば、すでに時遅しです。

それぞれひとつひとつは小さのかもしれませんが、まとまってみると案外大きいのが、そうした経費です。

月に5,000円でも、一年12カ月で60,000円です。いくつもあれば、さらに膨らみます。

細かいようですが、意外とばかにできません。また、こういった支払いが新たに始まらないように気に留めておくことも大事なことです。

編集後記

けさは、5時起床。その後3キロランの後、ブログ。

昨日とは違って涼しいけれど、走るなら半袖でもいけそうな陽気。

ロンTで走ると、結構汗をかきました。今くらいの季節が一番良いのかも。


クラウド会計ソフト対応の税理士 野田翔一です

さいたま市大宮にてクラウド会計ソフトを専門をはじめとしてサービス提供をしている税理士です。クラウド会計ソフトを使った経理の効率化、請求書や給与ソフトとの連携で経理を楽にする提案・キャッシュレス対応へのアドバイスなどを得意としています。税務顧問・スポット相談いずれも対応しています。 税理士野田翔一税務コンテンツHPはこちら 代表プロフィール税務顧問 スポット税務相談 クラウド会計導入コンサルティング
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